2012/10/24(水)コンタックスの修理はいつまで?

 ナナデジの調子が悪くなって修理先を調べていたら、まだできるとあってひと安心です。ついでに手元にあるフィルム式カメラの修理が可能か調べてみました。まずはミノルタの一眼レフです。
 ケンコー・トキナーで受け付けているのは、α9/7など比較的新しい機種だけてした。α 507si やα 8700i などはダメのようです。交換レンズは9本だけでほとんど全滅でした。

 お次はカメラ事業から撤退した京セラです。京セラが扱っていたカメラ関係の修理は、長野県の岡谷サービスセンターが一手に引き受けています。各地のサービス窓口に持ち込むか、サービスセンターに直送します。

 コンタックス関係は、比較的新しい機種はまだ修理を受け付けています。Y/C マウント機では、RTS-3、RX、Aria、RX-2 が料金リストに載っていました。G1 はダメですが G2 はできるようです。ただし、「岡谷サービスセンターは、2015 年 4 月末に業務を終了させていただきますので、あらかじめご了承ください」となっていました。

 ど、どいうこと? ひょっとして 2015 年4月末で修理業務をやめるということでしょうか? 京セラがカメラ事業からの撤退を発表したのが 2005 年の春だったから、10 年を節目にそろそろ引きどきと考えているのかもしれません。
 カメラなど撮影機器の法定耐用年数は5年です。補修部品の保有年数は7~8年のメーカーが多いみたいです。期限を過ぎても部品があれば対応する場合もあるし、修理専門の企業に部品を譲渡して、メーカーとしては打ち切りにすることもあります。

 京セラは写真業界のメーカーではないし、消費者に直接製品を売る業態ではないから、いつまでも「敗戦処理」を続けるつもりはないでしょう。10 年も面倒を見ればもう十分、といった判断だと思います。
 ひょっとすると、そのころには市場からフィルムが姿を消している、との読みがあるのかもしれません。産業界はいろんなところで接点があるから、ひとつの判断基準にした可能性はあります。
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