2012/11/17(土)シャッター音はお好きなように?
一眼レフの愛好家は保守的で懐古趣味の側面があるから、人工的なシャッター音でもないと満足しない人もいるでしょう。何種類か用意しておいて、好きな音が選べるようになると思います。
この方法は、ケータイやコンデジにも採用されています。本来は音がしないのに、わざとシャッター音がするようにしてあります。ケータイの場合は、盗撮防止の意味もあるそうですが・・・
一方、これを嫌う人もいます。わざとらしいシャッター音が虚しいとの意見です。必然的にシャッター音を伴うカメラが世の中からなくなれば、無音で写真を撮るのが当たり前になるでしょう。
これは自動車でも同じことで、化石燃料のエンジンで走る車がなくなれば、歩行者のために低速時に模擬のエンジン音を鳴らす、なんて発想はなくなるはずです。いまでも歩道を平気で走る自転車はエンジン音はしないから、こちらのほうが危ないかもしれません。
個人的にはシャッター音はなくてもいいと思っています。カラオケ大会の撮影を頼まれたときは、モータードライブの巻上げ音が気になって、手でそっと巻き上げたこともありました。シャッター音がしなければいいのにと、つくづく思いましたね。
これが芝居の舞台やクラシックコンサートなら、なおさらでしょう。シャッター音は撮影者の自己満足であって、周りの人には迷惑なものです。
デジタル一眼レフにグローバルシャッターが搭載されるのは、まだ先になりそうです。それまで待つ気はありませんが、ミラーショックのないカメラを選ぶ可能性はあります。フォーカルプレーンシャッターの音だけだと、ライカのようなレンジファインダー機と似たようなものになると思います。それも一興ですね。