2012/04/01(日)業務用の撮像センサー

 中判カメラが小型一眼レフにダウンサイジングされると、大胆な(でもないか)予測を立てました。業務用カメラでは、初期の段階でダウンサイジングが行なわれています。

 フィルム時代は、高画質化する方法は単純でした。フォーマットサイズを大きくするだけのことです。フィルムは安いコストで高画質化が可能でした。
 ラージフォーマットのカメラは構造が単純で、レンズとフィルムの間を蛇腹で覆っただけのシンプルなカメラで撮影できます。

 それがデジタルになって事情が一変しました。大きな撮像センサーを作るには莫大なコストが掛かります。ブローニーフィルムよりも小さいセンサーで写真を撮ることになり、シノゴを基準に揃えていたレンズは、ほとんど使えなくなりました。

 業務用としては見向きもされなかったセミ判の一眼レフが、プロ用カメラの主流に躍り出ます。手持ちの機材で流用できたのは、シックス判のハッセルブラッドくらいでした。
 個人レベルで使っていた 35mm 判一眼レフの交換レンズが、サブカメラのレンズに昇格しました。フィルム時代には考えられなかった事態です。

 プロユースの場合は、アマチュアみたいに「手持ちのレンズがそのままの画角で使えるフルサイズを希望」なんて甘いレベルの話ではなかったわけです。
 業務用途の撮像センサーが大型化することは多分ないでしょう。あってもセミ判同寸までだと思います。コストパフォーマンスが重視される世界です。

 135 フルサイズ用のレンズが使える、スクエアサイズの撮像センサーが検討されているとの噂があるようです。プロ用のユースを考えれば十分あり得る話です。ひと回り小ぶりなハッセルがそのうち登場するかもしれません。
 今日発表があれば、たぶんエイプリルフールですが・・・
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