2008/10/30(木)同伴のインスタント写真
ずいぶん昔ですが、地方の写真店がその撮影を請け負ったときの話です。自○党の政経文化パーティーでした。
当時、当選したてだったタレント議員の扇○景や、阿○元首相の父親がパーティーの顔です。ツーショットで写真を撮って売りました。
撮ったその場で集金するので、インスタントカメラを使います。ポラロイドのほかにFUJIFILMのフォトラマも発売されていましたが、ポラを使いました。
理由は、次から次と写すので、ストロボ内蔵のフォトラマでは充電が間に合いません。当時のポラはフラッシュ(閃光バルブ)です。充電を待たずに連続撮影ができました。
カメラマンの横に、集金箱を首からさげたスタッフがいて、次から次と撮ってはお金を徴収していきます。虚無僧が箱を首から下げているような形です。(箱に「明暗」とは書いてありませんが・・)
かなりたくさん撮ったそうです。料金は、1枚500円でしたかね。
主催者側へのリベートもあるし、もともと政治資金を集めるのが目的だから、千円でもいいと思いますが、当時の物価だと500円が相場だったんでしょうね。
カメラはメーカーからデモ機を借りたとしても、スタッフ4人派遣して勘定が合ったというから、かなりのショット数です。
日本ポラロイドとしては、カメラを貸してもフィルムとフラッシュがそれだけ消費されれば、ホクホクですね。
ストロボ内蔵のフォトラマは、最新式のカメラで発色もよかったけど、こういう忙しい撮影には不向きでした。FUJIFILMは苦虫を噛んだことでしょう。