2008/07/26(土)望遠鏡でデジカメ撮影

 数年前に出ていたコーワのデジカメ内蔵のスポッティングスコープは、姿を消したようです。製品名は、確かTD-1だったと思います。
 ある意味で「一生もの」の望遠鏡に、製品寿命の短いデジカメを内蔵するというのは、いささか無理があったようです。

 現在では、市販のコンパクトデジカメを使った撮影法が主流です。コリメート法というやり方です。人間の眼で見る代わりに、デジカメに望遠鏡を覗かせるわけです。
 接続用のアダプターを使って装着しますが、アダプターが使えない機種はアイピースに押し当てて撮ることも可能です。

 一眼レフは重いし、ミラーショックがあるので、コンパクトカメラのほうが使い勝手がいいかもしれません。液晶画面でピントを確認するのは、ちょっと辛いけどね。
 合成焦点距離は、(アイピースの倍率)×(デジカメの焦点距離)です。30倍のアイピースなら、数千mmの超望遠撮影が可能です。すごいですね。実際には、F値が暗すぎて晴天下の日中以外では使い物にならないけどね。

 F値の計算式は・・ F=(合成焦点距離)÷(対物レンズの口径) です。

 焦点距離100mmのレンズと30倍のアイピースだと、合成焦点距離は3000mmです。口径60mmのスポッティングスコープなら、F値はF50になります。ISO800~1600まで感度を上げれば、何とか写せますかね。

 コーワのWEBサイトから、「DIGISCO WORLD」にアクセスできます。デジカメを使った撮影法が詳しく出ているので、興味のあるかたはどうぞ。
http://www.kowa-prominar.ne.jp/%3c/a
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