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2008年06月05日の記事

2008/06/05(木)画像処理ソフト

 デジタル写真を編集するには、画像処理ソフトが必要です。Adobe社のPhotoshopが有名ですね。Photoshopには、業務用のものと普及版があります。普及版は、高級なスキャナやデジタル一眼レフに添付されていることもあります。
 業務用は、10万円くらいするので、アマチュアが使うのは「道楽」に近いですね。

 中国では、著作権に対する意識が低いこともあって、若い世代で業務用のPhotoshopを使っているひとは結構いるようです。コピー版はタダ同然ですからね。腕を磨けば収入が見込めるので、Photoshopが使いこなせる若者は、日本よりもはるかに多いと聞きました。

 ブライダル写真集のテンプレートにデジタル画像をはめ込むだけなら、普及版のPhotoshopの機能で十分です。逆に、業務用のPhotoshopの機能を使いこなせるひとは少ないし、そこまでの機能も必要ない場合が多いですね。値段が10倍も違うことを考えると、普及版を使いこなすほうが得策です。
 RGBごとのトーンカーブをいじるなんて芸は、それなりのモニターを使っていて初めて生きる技です。激安のニッキュッパの液晶モニタやノートパソコンを使っていたのでは、シビアな色補正は難しいでしょうね。

 「弘法筆を選ばず」じゃないけど、ある程度修行を積んだひとなら、安物の液晶モニタでも色補正ができないわけではありません。モニタの色を見ているのではなくて、RGBの数値で色の偏りを判断しているようです。
 ちょうど、耳の聞こえなくなった晩年のベートーベンが、ピアノを弾きながら作曲するようなもんですね。

 画像ソフトで色補正なんて夢のまた夢・・というひとは、外注加工か自動補正機能に頼るしかないかもしれません。
 それでも、カラーバランスと明暗くらいは、自分の判断で補正できるよう、チャレンジして欲しいですね。
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