2008/11/10(月)人前式と十字架
十字架の扱いには、多少の注意が必要です。
十字架は教会式のシンボルです。最近では人前式が増えてきて、そのときだけ十字架を隠す式場がありますが、そのまま!というところもあります。
チャペルでの結婚式が多数派の世相で、あえて人前式をやるのには、ある種のこだわりがあるはずです。ことさら十字架を強調する撮り方はしないほうが無難です。
撮影を頼まれた身内のカップルに写真集を渡したときの話です。
仕上りには満足してもらえましたが、花嫁がポツリと一言、「十字架は邪魔だけどね」・・・
大学院出のインテリだけあって、人前式にしたのには、それなりのこだわりがあったみたいです。
正面に配置された巨大な照明入りの十字架は、当人達にはちょっと目障りだっかもしれませんね。
所詮日曜日にミサをやらない「ブライダル教」のチャペルです。本物の教会じゃないから、ただのデザイン的な飾りだと考えればいいように思いますが・・・
姪っこの結婚式のときは、十字架の前にカーテンをかけて見えないようにしていました。結婚式場と違ってホテルは芸が細かいですね。
でも、本番前に撮った無人の式場は、十字架を隠す前だったのでバッチリ写っています。写真集を見た本人達は、そんなことは気にしていない風でした。
ホテル側が勝手に気を利かしただけのようです。