2008/07/22(火)証拠写真のデジタル化

 フィルムの最後の大口需要先が警察だということは、前に書きました。デジタル写真は画像の加工が簡単なので、証拠写真には不向きだからです。

 フィルム式のカメラがほとんど製造中止になるなか、いつまでも銀塩写真に固執しているわけにもいきません。どこかでデジタル写真が「解禁」になると思います。
 相手が認めれば、デジタル画像でも証拠として採用する流れになっています。

 先日、警察に材料を納品している写真屋さんと話をしたときに、修整していないことを証明するソフトが、そろそろ完成するらしい・・という情報を聞きました。これが認められたら、一気にデジタル化するだろうとの読みです。
 各県警本部に設置してある銀塩プリンターは、デジタルデータからもプリントできるので、印画紙での出力は当面残るだろうけどね。急ぎの場合は、出先のプリンターで出力・・てなことになるかもしれません。

 デジタル写真は、プリントの状態でなくても利用可能です。
 白黒のテキストデータと違って、写真はプリントアウトのコストが高いので、CD-Rなどのデジタルメディアにすれば、価格は安いしかさばりません。
 モニター画面に一部を拡大表示したり、特定の色だけを抜き出したりできるので、小さなプリントよりも生のデータのほうが便利な側面があります。
 CD-Rやブルーレイにコピーするときにも、未修正の証明が付与されるんでしょうか?

 簡単に加工できるのがアダのデジタル写真ですが、ブライダルフォトの世界では、画像処理のしまくりです。
 お花やハートマークをいっぱい散りばめて、写真集の新郎新婦は幸せそうですね。
OK キャンセル 確認 その他