2009/11/04(水)中判カメラの活用

 フィルム式の中判カメラは、その使命を終えようとしています。いま持っている機材をデジタルに活用する方法はあるのでしょうか?

 売りそびれて残っているのは、マミヤRZ proⅡと、ペンタックス6x7/645です。
 RZⅡはPhese Oneのデジタルバックを装着できますが、アダプターだけで20万円もします。中古を探すとしても、デジタルバックまではとても手が回りません。写真でメシを食うなら話は別ですが、趣味で使うには非現実的な選択です。

 PENTAX 6x7/645は、来春発表予定の645デジタルが実際に発売されれば、レンズは利用できそうです。一部の機能に制約はあるとしても、645のレンズマウントは基本的に同じだから、そのまま装着できます。
 6x7用のレンズは、マウントアダプターを介して645に装着可能です。自動絞りなどは連動しませんが、大きなイメージサークルの中心部分を使うので、画質は期待できそうです。

 645デジタルのボディー価格がいくらになるか?ですね。常識的には100万円前後でしょうが、漏れてくる情報では 80万円を切りそうな気配もあります。
 645シリーズは、プロよりもアドアマ層に強かったから、一般ユーザーの手が届く価格設定にできるかどうかが、普及するかしないかの分かれ道になると思います。645のデジタル機を当てこんで、下取売却しなかったユーザーは結構いるはずです。

 しかし、仮に80万円を切ったとしても、PENTAX 645Dを買うか?それともライカM9を買うか?の世界です。フォーマットサイズと画素数からみて、645Dに利があるとは思いますが・・・
 M9に興味のある「酸化セリウム」の先生は、どちらを選ぶでしょうね。PENTAX 6x7/645のレンズはゴロゴロしているから、ひょっとしたらライカを諦めてペンタックスにするかもしれません。(よく考えたらゴロゴロしてるのは私が貸したレンズでした)

 そのときは、シェアリングですね。このあたりで言う「もうやい」の精神です。でも、きっと握りこんで離さないだろうな・・・
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