メッセージ

2009年07月20日の記事

2009/07/20(月)CONTAX用レンズの活用

 コンタックスGシリーズ用のレンズで、デジカメに装着できそうなのは、前回話題のホロゴン 16mm F8 だけです。ライカMマウントに改造すれば、Mマウントのデジカメに装着できます。
 このレンズは、マニュアルフォーカスでF値固定です。言ってみれば、ただの「レンズ玉」ですね。マウントを替えれば使えます。

 あとのGレンズは、独自の機構を採用しているため、マウントの変換はできません。仮にできたとしても、オートフォーカスはもちろん、絞りを変えるのにも不都合を生じます。
 京セラがカメラから撤退する前に、Gデジタルを出していてくれたら・・と思うのは、ないものねだりです。フィルムでは写りに定評のあったビオゴンですが、撮像板との相性は悪そうです。レトロフォーカス系のディスタゴンとは別のレンズと考えたほうがいいでしょう。

 コンタックスのデジタル一眼レフは、1機種だけ作られました。2002年発売の CONTAX N DIGITAL です。メーカー希望価格は 80万円でした。135フルサイズの DALSA社製CCD搭載で 629万画素というのは、当時としてはハイスペックなものでした。
 手元にあるカールツァイスのNレンズが、そのままの焦点距離で使えるから、魅力のあるカメラです。もちろん中古を探すことになりますが、出荷台数が少なかったこともあり、稀少品で相場は高めです。

 一眼レフ用のコンタックスレンズを使う方法は、もうひとつあります。マウントアダプターを使って、他社のデジタル一眼レフに装着するやり方です。

 フォーサーズの場合は、撮像板のサイズが 110(ポケット判)とほぼ同じだから、焦点距離は2倍になります。プラナー 85mm F1.4 だと 170mm 相当ですね。ディスタゴン 18mm F4 が 36mm 相当というのは、情けない使い方だと思います。

 やるなら APSC サイズのカメラでしょうね。キヤノンEOSに CONTAX/YASHICA マウントのレンズを取り付けるアダプターが市販されています。ただし、ボディーによって使えるレンズに制限があります。18mm F4 は、とくに問題があるようです。

 やはりコンタックス用レンズは、フィルムで撮影するのが一番いいみたいですね。もしボディーが壊れても、Nデジと違って中古品が安く出回っていることだし・・・
OK キャンセル 確認 その他