2009/07/27(月)テッサータイプのレンズ
PENTAX ME という機種は、絞り優先オート専用機で、マニュアルはストロボ用の 1/100 秒とB(バルブ)だけです。なぜこんな中途半端な機種を・・・
当時、旭光学はオリンパス OM-1 の台頭で、苦戦を強いられていました。小型軽量化で遅れをとったわけです。起死回生で出したのが自動露出の ME でした。
OLLYMPUS OM-1 を使ったことがあります。モータードライブ付のブラックボディーでした。中古で手に入れたのですが、フィルムを2本ほど撮ったところで、シャッターが壊れてしまいました。
シャッター幕をナイロンワイヤーで引っ張って、秒間5コマというのは、やはり無理があったようです。修理して即売却です。オリンパスも縁のないメーカーでした。
そんな折に、ちょうど ME のデモ機斡旋の話があったので、半分義理で購入しました。レンズは標準の 50mm でもよかったけど、40mm F2.8 が選べたのでそちらにしました。
本当は、マニュアル露出の MX が欲しかったのですが、そちらはデモ機がありませんでした。(残念!)
テッサータイプのレンズは、いまでも DA40mm F2.8 Limited というのが出ています。こちらは APSC サイズのデジタル専用です。絞りリングはありません。
絞り羽根が5枚から9枚になり、最短撮影距離も 60cm から 40cm に改良されていますが、135フルで使うと周辺がケラレます。(絞り込めば使えるかも?)
APSC のデジイチにつけると、61mm 相当の画角となります。目で見た感じの遠近感になるので、かさばらない常用レンズとして使えそうです。
本来、テッサーというのは、カールツァイスのレンズ名です。CONTAX 用には、テッサー T* 45mm F2.8 というパンケーキ型のレンズが出ていました。