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2009年07月24日の記事

2009/07/24(金)レンズと撮像板の相性

 フィルムカメラで写りの良さを実証済のレンズでも、デジタル一眼レフに装着してきちんと写るかは、実際にやってみないとわかりません。とくに135フルサイズのデジイチでは、問題が起きそうです。

 ワイドレンズは、被写界深度とは逆に、撮像面側の焦点深度が浅いので、ピントが合わない可能性があります。どこにもピントがこない!という現象を何度か目にしました。
 フィルムでは目立たなかった周辺光量の低下も心配です。乳剤層は斜めからの光でも感光しますが、撮像板は正面からくる光しか捉えません。

 ワイド系のレンズは、実写テストをしたほうがよさそうです。カメラによって多少の違いがあるから、購入予定の機種を使うのが間違いのない方法です。
 メーカーの地方営業所が減ったのは不便ですね。気軽にデモ機を借りることができなくなりました。販売店にレンズを持ち込んでテストするというのも はばかられるし・・・

 ワイド系のズームレンズは、最近発売のデジタル対応を謳っているものを購入するのが賢明です。APSCサイズだと、24-50mm のレンズが、37-76mm 相当でしか使えないし、135フルだと、周辺まできちんと写るかどうかは疑問です。

 望遠系は、焦点深度にゆとりがあるから、ピントがどこにも合わない・・という心配はなさそうです。とくに中判用のレンズは、中心画像で撮影することになるので、デジタルには向いています。
 フランジバックが長いのも有利です。アダプターをつけても無限遠にピントが合います。PENTAX からは、6x7/645 のレンズをKマウントの一眼レフにに取り付けるアダプターが出ています。

 PENTAXの1号機 ist-D の発表会で飾られていた写真のなかには、6x7/645 のレンズで撮影されたものも混じっていました。ペンタックスユーザーの「特典」だから、インチキ呼ばわりするつもりはありませんが、使用レンズの表示はなかったような・・・
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