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2009年12月24日の記事

2009/12/24(木)デジタル映像と著作権

 写真も放送もデジタルになって便利になった反面、不自由になった点があります。著作権がらみの問題です。
 アナログと違ってデジタル画像は、複製したときに画質が劣化しないから、著作権をどう保護するかが問題となります。コピーできないようにすればいいわけですが、それならアナログのままのほうがよかった・・ということになりそうです。

 ホームページの写真画像は、データが小さいから、プリントしても大きな画像にはなりません。モニターで見るだけです。あえてコピーガードをかけるまでもないでしょう。
 一方、動画は元々モニター画面で見るコンテンツです。複製されて困る場合は、何らかの防止方法がとられることになります。著作権のある映画や放送がこれにあたります。

 テレビ放送が地デジになって、視聴に制限が掛かるようになりました。地デジチューナーにはB-CASというICカードが必須です。地デジ専用チューナーには青いカード、BS(CS110°)チューナーには赤いカード、ケーブルテレビのSTBならオレンジ色のカードがついているはずです。
 無料が原則の地デジ放送に、B-CASカードが必須というのは、何か解せませんね。地デジ対応がなかなか進まない原因のひとつだと思います。

 録画にも問題があります。パソコンで録画した番組は、そのパソコンでしか再生できないという制約がありました。いまはダビング10で、ブルーレイディスク(BD)やDVDに落とした画像をプレーヤーで再生するのが、一般的な方法です。

 DTCP-IPという規格が登場して、パソコンで録画した画像データをネットワークで配信できるようになりました。ただし、機器がDTCP-IPに対応していることが条件です。パネルテレビも含めて、対応機種はまだ少ないようです。

 来年には3D(立体)テレビが登場するそうです。早く地デジで見たい気もしますが、アナログ放送の停波ギリギリまで待ってから切り換えたほうが、得策かもしれませんね。
 今夜、サンタさんが地デジテレビをプレゼントしてくれるというなら、ありがたく頂戴しますが・・・
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