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2009年12月26日の記事

2009/12/26(土)ややこしい映像端子

 映像のデジタル化で、機器間の接続端子の種類が増えて、話がややこしくなってきました。ある程度頭の中を整理しておかないと、買ったものの使えない・・という事態に遭遇しそうです。

 パソコンとモニターをつなぐ端子は、CRT時代は D-Sub15ピンのアナログ端子でした。液晶モニターの普及で、DVI 端子が登場します。このDVI 端子は、デジタル信号で映像を送るもので、アナログよりもきれいだとされています。
 これからは、DVI 端子のビデオカードが主流になるでしょう。

 DVI 端子には DVI-A(アナログ)とDVI-D(デジタル)、それにDVI-I(デジタルとアナログ)があって、話をさらにややこしくしています。いずれにしても、デジタルからアナログへの変換は、アダプターや変換コードを使えば可能ですが、アナログをデジタルに変換することは簡単にできないので、ビデオボードの端子の種類は、きちんと確認しておいたほうがよさそうです。
 ビデオボードがアナログ端子で、液晶モニターがデジタル端子のみだったらアウトです。

 D-Sub15ピンでもDVIでも、映像は送れますが音声には対応していません。音声は別にRCAピンジャックかミニジャックで送ることになります。スピーカーを内蔵していないモニターなら、映像信号だけで事足りますが・・・

 日本独自の規格で D端子というのがあります。映像を送るための端子です。名前は「D」でもデジタル信号ではなくてアナログ信号です。これにもD1~D5の種類があります。
 D端子はアナログなので、画像の著作権保護がきちんと担保されていません。最近では、著作権が保護されたデジタル式のHDMI 端子が主流になってきました。

 地デジ対応テレビの登場で、HDMI 端子が普及しています。映像と音声を同時にデジタル信号で送る規格です。これにもバージョンがあって、互換性が確保されているわけではないそうだから、話がますますややこしくなってきました。

 テレビにS端子があるとかないとか言ってた時代が懐かしいですね。
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