2010/06/25(金)APSCはミラーレスに?
スチール写真を撮るのに特化してきた一眼レフで、動画を撮ろうというのは邪道だと思います。ボディーのデザイン、フォールディング、レンズの特性・・どれを取ってもムービー撮影では専用カメラに劣ります。
今月発売された NEX-5 ・ NEX-3 には、動画機能が搭載されています。NEX-5 は、フルハイビジョンにも対応しています。(NEX-3 は MPEG4)
動画機能にはあまり興味はありませんが、ボディーの作りは NEX-5 のほうが堅牢のようです。買うなら NEX-5 でしょうね。フル HD 動画はオマケです。
ソニーでは、このEマウントを使ったムービーカメラの発売を予定しているそうです。うまいこと考えましたね。スチール写真中心なら APSC のミラーレス機で、ムービー中心なら専用カメラで・・という棲み分けです。
アダプターを付ければ、どちらもαレンズが使えます。一眼レフ用のレンズが、ムービーに向いているかどうかの話は別として、手持ちの資産が利用できるのは魅力です。
フィルム時代の 135 一眼レフボディーを流用してきたデジイチは、ミラーレスにすることによって、ようやく独自のフォルムを体現することができました。
きっかけは、予想外に売れた OLYMPUS ペンシリーズです。マイクロフォーサーズという規格でありながら、APSC デジイチの向こうを張って善戦したのが刺激になったようです。
今回の NEX シリーズに触発されて、一眼レフ各社から APSC サイズのミラーレス機が、投入されるかもしれませんね。
ミラーボックスとペンタプリズムなしでも、パララックスのないプレビュー画像が得られるのが、デジタルの強みです。この強みを生かさない手はありません。
APSC 一眼レフ層を満足させるような機種が出てくるのが楽しみです。まだ売れるからと、ミラー式のデジイチに拘るようでは、商機を逸します。
ミラー式に拘るなら、やはり 135 フルサイズ機でしょう。(ここでまた持論)