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2010年10月26日の記事

2010/10/26(火)アナログ録画機の余命

 テレビ放送の地デジ化で、アナログ式の VHS デッキが使えなくなる可能性が出てきました。録り貯めた VHS テープを再生して観ることはできますが、アナログチューナーで地デジ放送を録画することは不可能です。

 現時点では、地上アナログ波と地上デジタル波が並存しているので、従来どおりアナログ式ビデオデッキで録画予約ができます。これが、アナログ波が停止してしまうと・・・
 ビデオデッキのアンテナ入力を外し、地デジが視聴できるテレビの出力端子とつなげば、地デジの録画は可能です。ただし、留守録はできなくなります。テレビに予約機能があれば、話は別ですが・・・

 いまテレビに映っている番組が録画できるだけでは、いかにも不便です。録画の目的の多くは、裏番組を後で観るとか、不在時の番組を留守録しておくことです。
 地デジチューナーをビデオデッキつなげば裏番組の録画が可能ですが、テレビもアナログの場合は地デジチューナーが2個必要です。将来テレビを買い換えたり、デジタルレコーダーに入れ替えるつもりなら、無駄な投資になります。

 共同配信を請け負っているケーブルテレビ会社の地デジサービスを利用すれば、アナログ機器がそのまま利用できます。デジアナ変換した信号を配信する有料サービスです。2015 年3月までの暫定措置ですが、そのころには機械の寿命がくるだろうから、選択肢のひとつではあります。

 問題は費用です。アナログ波停止から 44 ヵ月利用すると、46,200 円の使用料が掛かります。自前のアンテナで、地デジ対応機器に乗り換えたほうがよさそうですね。
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