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2010年10月27日の記事

2010/10/27(水)地デジ放送の録画

 テレビ放送のデジタル化で、番組の録画に制約ができました。2008 年7月までは、コピーワンスといって、1回しか録画できないことになっていました。
 HDD から他のメディアにダビングすると、元のデータが消去されてしまいます。要するにムーブ(移動)しかできない仕組みになっていたわけです。移動したデータを別の媒体に移すことはできませんでした。

 その後、ダビング 10 という方式が採用されました。9回まではダビング可能で、10 回目がムーブとなります。ただし、これができるのは、ダビング 10 に対応した機器だけです。
 非対応機はもちろん、外付けの地デジチューナーを通すと、ダビング 10 対応機でもコピーワンスとなるそうす。録画装置に内蔵のチューナーを使う必要があるわけです。
 ダビング 10 でコピーしたデータから、孫コピーはできないので、手にできるメディアは 10 枚までとなります。

 こうした制約は、何回ダビングしても画質が落ちないデジタルコンテンツを保護するために設けられたと言います。著作権の保護はわかるけど、視聴者の利便性は無視された形です。
 無料の BS 放送はダビング 10 ですが、有料のデジタル衛星放送の多くは、今でもコピーワンスを採用しています。

 ハイビジョン画質での録画はできないものの、VHS デッキなどのアナログ機器は、何回でもダビングすることができます。デジタル時代になって、アナログデッキの良さがわかった・・という人もいます。
 アナログだから、コピーするたびに画質は低下しますが・・・

 VHS テープには、コピーワンスの信号も記録されます。HDD にダビングした場合は、そのデータはムーブしかできないみたいです。再生しながらのダビングは、時間が掛かるから、何回も別の媒体に移すのは非効率的です。
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