2008/05/15(木)ティアラの露出
私のほかにも愛用者が多いみたいで、検索するとインターネット上で記事がたくさん出ています。ほとんどが写真愛好家かカメラ好きのひとですね。
写り具合は皆さん高い評価をしていますが、カメラ自体のスペックには多少不満があるようです。ニコンやコンタックスのコンパクト高級機にあって、ティアラにない機能は多いですからね。
露出補整が+2の逆光補整しかない点を挙げるひとは結構います。リバーサルを愛用しているひとなら、不満だと思います。コンパクトカメラでも高級機には細かい露出補整機能がついてます。TIARAは普及機ですからね。
使っているうちに、露出補整を自動的にやる方法を見つけました。ピントを合わせたところの露出を拾っているようなので、どこにピントを合わせるかで、露出を変えることができます。
例えば、トンネルの入口付近から外を撮る場合は、トンネルの壁にピントを合わせたときと、外の景色にピントを合わせたときで、まったく違う写真になります。
壁にピントを合わせると、外の景色は露光オーバーで明るく写ります。外の景色にピントを合わせると、景色に露出が合ってトンネル内部は暗く写ります。賢いカメラです。
リバーサルフィルムで撮影しても、まずまずの露出です。適から外れは36EXのうち2-3コマですかね。一眼レフでヘタな補正をするよりマシ…といった感じです。3段階露光なんて芸はできないので、1本のフィルムでたくさん撮れます。
結婚式でも活躍しました。もちろんネガを使います。ISO400以上の高感度フィルムなら、スローシンクロにしておけばバッチリ写ります。
一眼レフに望遠系ズームをつけているときなんかは、重宝します。28mmクラスのワイドレンズは、使う機会が多いですからね。
欠点は、スローシンクロにすると、強制的に赤目軽減モードになってしまうことです。
親戚の叔父さんは律儀なひとで、プレ発光で写ったと勘違いして、すぐにお辞儀をしてしまいます。何回撮り直してもお辞儀をするので、結局、ハゲ頭しか写りませんでした。
こういうところは、素人向きの普及機ですね。