135 フルサイズへの拘りを捨てて、APSC 機にスペックダウンするかと魔がさしたところへ、「悪魔」の囁きが聞こえてきました。ミラーレスの「一眼」です。
今月発売された SONY NEX シリーズは、ミラーボックスのないレンズ交換式 APSC 機です。画素数は 1420 万画素。独自のEマウントですが、アダプターを付ければ、αマウントのレンズがマニュアルフォーカスで使えます。
ミラーレスのカメラを「一眼」という紛らわしい名で呼ぶのには違和感があって、ソニーよお前もか!みたいな気分でした。(ふん、ミラーレスか・・)
ところが、撮像素子のフォーマットが APSC でもいいと妥協した途端に、このカメラが新鮮に見えてきました。135 一眼レフもどきの APSC 一眼レフのほうが、「まがいもの」に思えてきたからです。
往年の名機と同じ形をしながら、レンズの画角が違うわ、動画機能はあるわで、現在の APSC 一眼レフは、「似て非なるもの」となりました。
その点、この NEX シリーズなら、デジカメならではの新機能が抵抗なく受け入れられそうです。どう見ても一眼レフではないせいでしょうか?
フランジバックは、ミラーボックスがないので、従来のαマウントの 40%、18mm まで短くすることができました。アダプターを介してαマウントのレンズが装着できます。
それなら、他のマウントのレンズも装着可能なのでは?
案の定、マウントアダプターの発売を予定しているサードパーティーがありました。Nikon-G 用、PENTAX-DA 用、Yashica-CONTAX 用、LEICA-M 用の発売がアナウンスされています。
できることなら、CONTAX-G 用のアダプターを期待したいですね。フランジバック 18mm なら、物理的には可能なはずです。ボディーに装着しないと絞りが開かない特殊なマウントで、ピント合わせをどうするかも問題ですが、作ってできないことはないように思います。
発想の転換だとか何だとか新しそうなことを言っておいて、その根源は旧タイプ人間の発想でしたね。でも、ホロゴンとビオゴンは使ってみたい!
罰当たりな考えではないと思いますが・・・