相談を受けた写真スタジオのホームページは、業者が制作したものです。前回指摘したとおり、テキスト文の使い回しがされていました。
タイトル文の先頭に、そのページの要約が付けてあるものの、meta 情報の description(説明文)と keywords(キーワード)は、全ページ同じ文言でした。
七五三の記念撮影のページに、「七五三」のキーワードが設定されてないようでは、お客がこのページを見つけるのは困難です。ブライダルフォトやお宮参りのページも同様です。
SEO に関する知識が少しでもあるなら、これでは商用サイトとしては不完全だとわかるはずです。相手が素人だとみて、知っててやらなかったのか、それとも知識がなかったのか?
いずれにせよ、相談を受けた以上は、きちんとした形になるよう助言しないといけません。商売の中味を知っているのは、HP 制作業者ではなく、クライアント自身です。どういう文言がふさわしいか、自分で頭をひねって考えてもらわないと・・・
ところが、テキストエディタを使って XHTML ファイルを書き換えるのは自信がないと言います。普通の人でも見てわかる、全角の日本語部分を訂正するだけのことなのですが・・・
とはいえ、「ワタシ写真ノコト、ワカラナイネ」というトボケが通じる間柄じゃありません。仕方がないので、数十ページのファイルから、title ・ description ・ keywords の3行を抜き出して、修整用リストをこちらで作ることにしました。
文字コードは制作業者と同じ UTF-8 にしてあります。あとは各ファイルに、行ごとコピー&ペーストするだけで済むはずです。「手抜き」の修整を無料奉仕でやってやったのに、これで追加料金を請求してくるようなら、その業者とは縁切りですね。
業者の抵抗を阻止するために、XHTML ファイルの構文エラーと、リンクミスを見つけておきました。全ページを修整しないと、これは直りません。
直しついでに、こちらの要望する修整も一緒にやれば済むことです。さて、業者がどういう反応を示すか・・見ものです。