せっかくホームページを開設しても、検索で上位に表示されなければ、誰にも見てもらえません。個人が趣味で運営しているサイトはともかく、商用で作った場合は辛いですね。制作費も掛かっていることだし・・・
よく聞く言葉に SEO(Search Engine Optimization)というのがあります。検索エンジン最適化対策とでも約すのでしょうか? Google や Yahoo! のクローラー(検索ロボット)が巡回してきたときに、サイトの内容を効率よく的確に伝えるのが SEO の基本です。
ホームページ制作業者に依頼して作ったものは、実は SEO には不利な要素が多く含まれています。理由は、見栄えを優先して作ってあるからです。
検索ロボットは、テキスト文字は理解できても画像の内容は把握できません。そこに画像があるのがわかるだけです。見栄えをよくするために画像を多用したサイトは、SEO には不利です。
クライアントの認識不足も影響しています。見た目のカッコよさを制作業者に要求するからです。
Flash などを使った動く画像は、人間の目にはきれいに見えても、検索ロボットにとっては中味不明の構文が並んでいるだけです。
プロローグの動画は、1回見れば十分です。毎回同じ動画を見せられたのでは、ストレスが溜まります。
ページ数が多い場合は、制作業者は HTML(XHTML)の構文をコピー&ペーストして効率化を図ります。その結果、どのページにも同じタイトル、同じ説明文、そして同じキーワードが割り付けられます。
これでは SEO が施されているとは言えません。検索キーワードによっては、トップページ以外の専用ページが上位に表示されるのが理想です。(「七五三」なら七五三のページが優先)
相談を受けた写真スタジオには、この点もしっかり説明しておきました。ブラウザの「表示」>「ソース」から、そのページの構文がテキストエディタに表示されます。
見方さえ覚えれば、キーワードやタイトル文の設定がどうなっているのかがわかります。自分のサイトの中味をまず把握することです。(目から鱗だったみたい)