2010/12/01(水)ブライダルフォトは下請
「結婚式場のカウンター」が 28.3%、「結婚情報誌」が 13.1%、「結婚式場紹介所」が 12.5% と、上位を占めています。今年から新しく設問に加わった「インターネット」は、9.9% でした。(全国平均、複数回答)
「とくに利用していない」(31.5%)の中には、もともと挙式プランにセット化されていた数字も含まれていると推察します。スナップ撮影を請け負っているのは、ハコの下請業者が中心という実態と符合します。
検討した店舗数は、全国平均で 1.2 でした。何軒も回って見積を取っている様子は窺えませんでした。
業者の決定時期も挙式の1ヵ月から2ヶ月前が多数派です。衣裳や結婚指輪のことを思うと、土壇場になってからあっさりと決めているのがわかります。
一生手元に残るのは写真だから、もっと真剣に吟味してもいいように思います。金額的な折り合いさえつけば、誰が撮っても同じ・・ということでしょうか?
挙式のシーンは、専属業者以外は撮影禁止にしているところがありますが、披露宴での撮影は自由です。大勢のゲストがカメラを持ってきているから、写真が全く残らないという事態にはなりません。当事者は比較的ラフに考えているフシがあります。
写真集の出来栄えが、どの業者も似たり寄ったりという事情もあります。テンプレートに写真をはめ込むだけだし、写真の撮り方も毎回同じパターンです。値段さえ折り合えば、あとはお任せというケースが多いようです。
出始めのころと違って、手頃な価格の写真集をメニューに入れている業者が増えました。1冊 25 万も 30 万もして諦めた・・という話は聞かなくなりました。
業者としては、写真集の注文がなければやっていけない状態です。その注文が減っているそうです。データだけ買って自分で作るのか、スナップ写真だけあればいいのか・・いずれにしても写真屋には厳しい時代になりました。