メッセージ

2010年12月05日の記事

2010/12/05(日)ロケーション撮影の内容

 トレンド調査の別撮りに関するデータは、スタジオ撮影とロケーション撮影に別れています。スタジオ撮影では、仕上げ体裁は台紙貼りが多いのに対し、ロケーション撮影では写真集が大半です。
 それ以外にも違いはいくつかあります。両方のデータを比べてみると、ある傾向が見えてきます。

 まず言えることは衣裳の違いです。ウェディングドレスが 68.9%、カラードレスが 50.9%、色内掛が 45.7%、白無垢が 29.9% となっています。(全国平均・複数回答)
 挙式当日よりも和装の比率は高いものの、ドレス中心であるのがわかります。東海地区では、ウェディングドレスが 83.5%、カラードレスが 63.3% でした。前撮りのスタジオ写真に比べて、和装の比率が低くなっています。

 新郎衣裳も同様の傾向です。タキシードなどの洋装が 75.4%、紋服が 56.1% でした。前撮りのスタジオ写真では、洋装が 77.4%、紋服が 72.4% です。やはり和装はロケ向きではないようです。
 ロケでの着用数は、花嫁が 2.3 着、新郎が 1.5 着でした。(全国平均・複数回答)

 依頼した業者の顔ぶれも少し違います。前撮りのスタジオ撮影では外部の業者が3分の1あったのに対し、ロケーション撮影では4分の1に減っています。東海地区では 11.5% しかありませんでした。衣裳の外部比率よりも少ない数字です。

 ロケにかけた費用は、全国平均が 17.9 万円でした。少なかったのは福島が 8.3 万円、多かったのは四国が 38.8 万円と、地域差が大きい分野です。東海地区は 21.3 万円でした。
 仕上げの体裁は写真集だから、メニューの内容によって金額が大きく左右されるようです。
OK キャンセル 確認 その他