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2012年12月24日の記事

2012/12/24(月)一脚の利用価値はあるか?

 三脚の3本の脚のうち1本だけを商品化したのが一脚です。三脚は何本も転がっているのに、一脚はひとつしか持っていません。あまり使い道がないからでしょう。
 もうひとつ、カルマンの三脚で、脚を1本外してセンターポールとドッキングすると一脚になるという変り種があります。これも実際に外して一脚で使った記憶はないですね。「こういうこともできる」と、アマチュア相手に実演したことはありますが・・・

 三脚を使うのは、手ブレを防ぐ意味合いもありますが、カメラを固定するのが主な目的です。一脚は手を離したら倒れてしまうので、この目的には使えません。だから利用頻度が低くなります。
 一脚が重宝するのは、観客席から舞台撮影するときや、サンニッパなどの重たい望遠レンズをサポートするときです。基本的に手持ちだけど、手ブレ防止とカメラ保持を兼ねて使うわけです。
 ただし、三脚の脚を開かずに使っても似たようなものです。一脚は高さの調節が脚1本で済むだけですね。三脚はエレベーターでも調節できます。従って、ここでも一脚の出番が回ってこないことになります。

 一脚を手ブレ防止で使うときは、地面に垂直に立てずに石突を前に出すようにします。自分の足2本と合わせて三脚にする形です。そのためにはアイレベルの高さより少し長めになる製品でないと、猫背の姿勢で撮影することになります。短い一脚は座って撮影するとき以外は、使いにくそうです。
 一脚を畳んだ状態でスリングバンドを肩にかけ、脚を小脇に抱えて手ブレ防止の補助具にすることもできます。カメラを固定するのには向かないものの、手ブレ防止の役には立ちます。

 利用頻度が少ないとはいえ、手元にある一脚は気に入っています。マーク7と同じ脚を使った MUP-4 です。この一脚のいいところは、パッキンが二段締めになっていて脚を伸ばしたときにクネクネしないことです。この点はジッツォの一脚よりも優秀です。3本脚のマーク7は重たいけど、一脚なら 1/3 以下です。気軽に持ち出して、もっと使ってやらないと・・・
 なぬ、いまはもっと軽いカーボンの一脚がある? メーカーには悪いけど、モノポッドに3万円も出して新たに購入する気はないですね。
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