2008/06/20(金)ラボ仕上の写真集

 銀塩ペーパーを使った写真集は、かつて一般ユーザーの写真を処理していたラボ(現像所)が制作していることが多いようです。
 いわゆるDPEは、もうほとんどありません。市中にはミニラボと呼ばれる自家処理の写真屋さんがまだあるので、総合ラボの出る幕はなくなりました。

 各地域に生き残っているラボは、スタジオ写真の処理や写真集の制作で息をつないでいます。サービス判のプリントを捨て、業者向けの処理に特化することで生き残りを図っています。
 なかには業績を伸ばしている景気のいいラボもあるみたいですね。

 毎年7月に東京のビックサイトで「スタジオ写真フェア」が開催されます。今年は、8-9日ですかね。
 写真スタジオに関連するメーカー・商社が約80社参加します。コメットみたいなストロボメーカーもあれば、「一蔵」のような振袖レンタルの業者もいます。フジ・コダック・ニコン・キヤノン・エプソンなど大手メーカーも参加しますが、一般ユーザー向けではなく、あくまで業者向けです。

 なかでも多いのは写真集を制作する会社です。プロカラーラボや山梨フジカラーなど、ラボ業者が目立ちます。
 これらのラボは業者相手で、一般ユーザーが制作を依頼できるところはほとんどありません。プロ向けの仕上げを知る機会ではあっても、利用することは難しいでしょう。懇意にしている写真館があれば、取次ぎを頼めるかもしれませんが・・・

 写真館の先生方や従業員が大勢見にきます。写真業界は、まだまだ銀塩にこだわるひとが多いですね。印刷関係の会社も出展してますが、大抵は学校アルバムの業者です。
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