2009/07/05(日)PENTAXの修理屋さん

 カメラメーカーの地方営業所は少なくなりました。ちょっと前まであったのに、用事ができたときには、閉鎖されてなくなっていることが多いですね。
 名古屋のPENTAXも前を通りがかったら、ビルから看板が消えていました。

 メーカー修理室にいた人が独立して、PENTAX専門の修理会社を興し、このビル内に事務所を構えていました。「カメラサービス名古屋」です。彼はどうしたのでしょう。
 PENTAXのホームページを見ても、修理は東京と大阪しか載っていません。ひょっとすると、もうやめてしまったのかも・・・

 インターネットで検索してみたら、どっこい!まだやっていました。すぐ近くのビルの一室を借りて営業しています。
 しばらく会っていなかったので、懐かしさのあまり立ち寄ってみました。ちゃんと覚えていてくれて、仕事の手を休めて話をしてくれました。

 HOYAがビルを売却した時点で、メーカー指定を外されてしまったそうです。合理化のために会社を辞めて独立したのに、最後は冷たい仕打ちです。会社がペンタックスからHOYAに変わったから、仕方ないのかもしれませんが・・・
 それでも事務所の入口には、PENTAXのロゴシールがベタベタと貼ってありました。元旭光学の人が見たら涙を流すところでしょうが、HOYAの人には何の感慨もないでしょうね。

 仕事の調子はどう?と聞いたら、年々厳しくなっているそうです。デジカメになってから、PENTAXのシェアが落ちたのを残念がっていました。
 もう会社を辞めたことだし、メーカー指定を外されて一介の代理店になったのだから、PENTAXブランドにこだわる必要はないように思いますが、そこがこの人の生真面目でいいところです。

 ウインドーのなかに、PENTAXのアクセサリーやカメラが置いてありました。デジタル一眼レフも何台かありました。「オーバーホール済」というところが、いかにも修理屋らしくていいですね。
 元はメーカー修理室の責任者だった人です。その辺の中古屋がいう「オーバーホール済」とは重みが違います。

 修理屋さんが見つかって、これで手持ちのPENTAXが壊れたときには安心です。杓子定規なメーカー修理ではやらないことでも、この人なら無理を聞いてくれます。PENTAXファンなら、知っておいて損することはありません。
 「カメラサービス名古屋」はコチラから・・・
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