2009/07/15(水)懐かしいNisshinストロボ

 前回紹介したストロボ工房は、ニッシン・ジャパンの業務用部門です。ストロボでニッシンという銘柄は、知る人ぞ知る(知らない人は もちろん知らない)ブランドです。

 ずいぶん前に廃業したと聞いていました。往時はポラロイドをはじめ何社かのストロボをOEM生産していました。主に輸出用でしたが、自社ブランドの製品もありました。手元に1台だけ Nissin 360TW というストロボが残っています。
 現在生産されている製品とは、ロゴ体が違います。別の会社なんでしょうか?

 ニッシン・ジャパンのサイトを覗いてみると、「世界に誇る日本のストロボブランド。40年以上に渡ってヨーロッパ、北米を中心に世界中の多くのユーザーの支持を得るユニークなストロボを世に送り出してきました。自社ブランドならびにOEMで培ってきた技術・開発力とスピードを生かし、次世代デジタルフラッシュを続々発表する予定です・・」となっていました。
 どこかが引継いだんでしょうね。関連会社として、日清エイテックスや香港に本社がある日清工業有限公司などの社名が出ています。

 昨年あたりから自社ブランドの販売に力を入れているようで、フォトキナや PIE にも出展しています。近々、大光量のクリップオンタイプストロボ Di866プロを発売するそうです。
 G.No.60(105mm/ISO100)~ G.No.40(35mm/ISO100)で、プリ発光TTL対応のニコン用とキヤノン用が発表されています。価格は4万9750円。実勢売価は4万円前後でしょうか? (発売前から3万円台前半のフライングもあるようですが・・)

 カメラメーカーの「純正品」は、どこかのストロボメーカーに作らせたOEM製品です。餅は餅屋で、専門メーカーの製品なら、サードパーティーのストロボも選択肢のひとつです。
 カメラの新製品が出たときに、不都合な症状が出るのでは?という心配がありますが、この機種にはファームウェア アップデート用のUSB端子がついています。(アップデートはメーカー側でやるとか・・)

ニッシン・ジャパンのサイトはコチラ
OK キャンセル 確認 その他