2009/07/16(木)互換性の高いαシリーズ

 コニカミノルタがカメラ事業から撤退して、縁のなくなったαシリーズですが、ソニーが引き継いで後継機種を出しています。ソニーが一眼レフカメラを?・・という潜在意識が働いて、あまり関心はありませんでしたが、ストロボの互換性を調べていて、見直すことにしました。

 コニカミノルタ時代のα7 DIGITALを手に入れたときには、外付けストロボ5600HSも一緒に購入しました。手元に何台もミノルタのストロボがあったのに、α7 DIGITALでは自動調光ができないので、渋々買った記憶があります。
 フィルムカメラ用の 3500xi や 5200i では、ADI 調光や P-TTL 調光はもちろん、もともと備わっていたTTL調光は できませんでした。

 ところが、ソニーになってから発売されたα 100からα 900まで、α7 DIGITAL 時代の 5600HS が、そのまま使えます。ADI 調光と P-TTL 調光が利用可能です。当たり前のことのようにも思えますが、メーカーが変わってもそのまま使えるというのは、意外でもあり、またありがたいことです。
 会社が変わっても「α は α 」なんですね。

 あの時、α7 D ではなく PENTAX ist-Ds と専用ストロボ(FGZ) を買っていれば、ストロボは K-7 にそのまま使えました。しかし、当時は大光量の AF540FGZ は未発売でした。ist-Ds には一応、手持ちの AF500FTZ が使えることになっていたから、P-TTLの専用ストロボは買わなかったでしょうね。
 小さなボディーに大きな外付けストロボをつけるのは、ミノルタの「ミール」で懲ました。検討した結果、α7 D を選んだわけです。(縦位置グリップつきで・・)

 旭光学の人が「α びいき」と不満を言いたい気持ちはわかるけど、HOYAから文句を言われる筋合いはないですね。(ひょっとして私は 旧タイプか意固地か?)

 コニカミノルタには、リコールで α7 DIGITAL を無償で治してもらったことだし、ここはソニーのα シリーズも購入の対象として検討してみようと思います。(・・やっぱり旧タイプでしたね)
α シリーズの互換情報はコチラ

2009/07/15(水)懐かしいNisshinストロボ

 前回紹介したストロボ工房は、ニッシン・ジャパンの業務用部門です。ストロボでニッシンという銘柄は、知る人ぞ知る(知らない人は もちろん知らない)ブランドです。

 ずいぶん前に廃業したと聞いていました。往時はポラロイドをはじめ何社かのストロボをOEM生産していました。主に輸出用でしたが、自社ブランドの製品もありました。手元に1台だけ Nissin 360TW というストロボが残っています。
 現在生産されている製品とは、ロゴ体が違います。別の会社なんでしょうか?

 ニッシン・ジャパンのサイトを覗いてみると、「世界に誇る日本のストロボブランド。40年以上に渡ってヨーロッパ、北米を中心に世界中の多くのユーザーの支持を得るユニークなストロボを世に送り出してきました。自社ブランドならびにOEMで培ってきた技術・開発力とスピードを生かし、次世代デジタルフラッシュを続々発表する予定です・・」となっていました。
 どこかが引継いだんでしょうね。関連会社として、日清エイテックスや香港に本社がある日清工業有限公司などの社名が出ています。

 昨年あたりから自社ブランドの販売に力を入れているようで、フォトキナや PIE にも出展しています。近々、大光量のクリップオンタイプストロボ Di866プロを発売するそうです。
 G.No.60(105mm/ISO100)~ G.No.40(35mm/ISO100)で、プリ発光TTL対応のニコン用とキヤノン用が発表されています。価格は4万9750円。実勢売価は4万円前後でしょうか? (発売前から3万円台前半のフライングもあるようですが・・)

 カメラメーカーの「純正品」は、どこかのストロボメーカーに作らせたOEM製品です。餅は餅屋で、専門メーカーの製品なら、サードパーティーのストロボも選択肢のひとつです。
 カメラの新製品が出たときに、不都合な症状が出るのでは?という心配がありますが、この機種にはファームウェア アップデート用のUSB端子がついています。(アップデートはメーカー側でやるとか・・)

ニッシン・ジャパンのサイトはコチラ

2009/07/14(火)マニュアルストロボの使い道

 ストロボの自動調光がプリ発光式TTLに変わって、ただのマニュアルストロボになってしまった旧TTL式ですが、使い道はないのでしょうか?
 新製品PENTAX K-7の購入を検討していて、ふと考えてしまいました。AF540FGZを買えば済むことですが、手元にあるAF500FTZが不敏でなりません。

 ストロボを直焚きするのは「主義」ではないから、外付けのストロボを使うときは、大抵はバウンスです。直焚きするのは、集合写真ですね。
 どちらもパワーを必要とする撮影なので、TTL自動調光が効かなくても使えそうです。バウンスするときにTTLオートにしていたのは、一種の「おまじない」です。電池が少しでも長持ちすれば・・くらいのスケベ根性ですね。

 バウンスをするスナップ撮影では、ストロボの光はあくまで補助光として使います。もしストロボの光が効かなくても、かろうじて写る設定にしています。
 問題は電池です。全力発光で撮り続けていると、アルカリ電池ではチャージが追いつかなくなります。リチウムの単3は充電式ではないし・・・
 そんなことを考えていたら、いいアイテムを見つけました。ストロボ工房の外部電源パック PPプロ300 です。

 この電源パックは、ニッケル水素クラスター電池を採用していて、充電してリサイクル使用することができます。チャージタイムは1秒以下、フル発光で約300発焚けます。充電回数は約200回となっています。(実際には「?」ですが・・)
 300発では、結婚式のスナップ撮影には心もとない数字です。予備電池が必要・・と考えていたら、今月中に購入すると、予備電池(\5400)が1個無料サービスと出ていました。うーむ、どうするかなぁ・・・

 電源パックのセット価格は 4万2600円、PENTAX AF540FGZはメーカー希望価格で5万円です。実勢売価は似たり寄ったり・・迷いますね。

 ちょっと待った! 電源パックを買うお金で、単3リチウム電池なら何個買えるか計算してみました。4本パックが34組です。1回の撮影で2パック使ったとして、17回も撮影できます。(Energizer FR6ELU4B /アマゾン)
 撮影でメシを食っているわけではないから、外部電源パックは やはり贅沢品です。チャージタイムに魅力はあるけど、業務用途でないと元は取れません。後ろ髪を引かれつつ、予備電池サービスの特典は諦めました。
 まだ K-7 を買うと決めたわけではないし・・・
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