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2011年02月05日の記事

2011/02/05(土)無線LANの保護

 設置した途端に「野良スポット」になってしまった事務所の無線 LAN ですが、セキュリティーの強化には、2つの対策が必要です。
 まずやることは、パスワードなどをきちんと設定し、他の PC からの不正アクセスを防止することです。そして次にやるのは、漏れる電波からデータを保護します。電波はダダ漏れだから、PC に直接アクセスしていなくても傍受される可能性があるからです。

 無線ルーターのパスワード設定やアカウント名の変更など、やれる対策はひととおりしておいたほうが賢明です。家庭なら使用者とマシンが限定されているので、厳しく設定しても問題ないはずです。
 もし、設定を忘れてしまったら、工場出荷状態にリセットして、やり直せば済むことです。

 漏れる電波から情報を守るのには、暗号化技術を使います。暗号化には、WEP と WPA/WPA2 があり、WEP はその脆弱性から役目を終えたという見方が広まっています。
 一般家庭だと、旧タイプのゲーム機が WAP に対応していないことがありますが、もちろん、ないよりはマシなので、WEP でも必ず有効にするのが基本です。暗号化されていない通信は、丸見え同然です。

 一般家庭や小規模な民間の事業所であれば、これ以上の対策は必要ないでしょう。WPA でもハッカーが本気で時間をかけて解析すれば、いずれ解読されてしまいます。そういうターゲットにされる事情でもない限り、無理して WAP2 対応機器に買い換えるのは、余分な出費となります。

 ハッカーは、車で移動しながら利用できそうなホットスポットを探しています。近くに不審な車がしょっちゅう停まっているようなら、無線 LAN の設定を見直したほうがいいかもしれません。
 半径 100m 以内にハッカーが住んでいたら、WPA2 でガードを固めるしかありませんが・・・
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