2010/12/03(金)前撮りの婚礼衣裳

 トレンド調査によれば、スタジオ撮影・ロケーションフォトを前撮りした理由の中に、「当日と違う衣裳が着られる」(44.3%)というのがありました。その中身を窺わせるのに、「和装で撮りたかった」という回答が 42.3% あります。(複数回答・全国平均)

 実際に前撮りで着た衣裳を見てみると、色内掛が 62.4%、ウェディングドレスが 62.3%、カラードレスが 54.6%、白無垢が 47.2% となっています。挙式当日に着た衣裳とは全然違う構成になっています。
 「黒引き」が 5.9% と低い数字になっていますが、これは設問ミスだと思います。引き振袖は、いまや黒以外に赤あり青ありで、色内掛との区別がつきにくくなっています。「引き振袖」に改めるべきでしょう。

 挙式・披露宴では、ウェディングドレス+カラードレスが圧倒的多数派ですが、前撮りでは和装の比率が高いのが特徴です。
 この傾向は新郎衣裳でも同じです。紋服(紋付袴)が 77.4%、タキシードなど洋装が 72.4% となっています。前撮りの着用数は、2着が41.4%、1着が 42.2% です。花嫁よりも少ないですね。

 ある撮影業者の話では、前撮りのメインは和装だそうです。ウェディングドレスは、野外ロケで使うことが多く、痛みが激しいとこぼしてました。
 本番はウェディングドレスとカラードレスが主流で、和装は写真撮影だけ・・というのが実態のようです。

 前撮りをした理由で、今年から加わった項目に「前撮りの写真を当日使いたかった」というのがあります。36.7% のひとが回答しています。
 ウェルカムボードにするのか、スライドショーに使うのか、目的は様々でしょうが、当日着用しない和装姿を写真だけでも披露したいということでしょうね。
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