2010/12/16(木)ライカに拘るワケ

 デジタル・ライカが欲しいという「酸化セリウム」の先生の願望は、CONTAX-G 用ホロゴンを使いたいだけではないようです。長い間付き合ってきたから、この先生の発想は手に取るようにわかります。
 要するに、ライカ M9 に拘るのは、ステータスシンボルだからだと思います。エプソンやほかのブランドではダメということです。

 いくら超高級機とはいえ、軽四の新車よりも安いから、御大尽の先生が買えない品ではないはずです。軽の新車を買ったところで自慢のタネにはなりませんが、M9 なら見る人が見れば一目置くのは間違いないでしょう。
 何でも一流でないと満足できないのは、昔も今も変わりませんね。持つ人も一流でないと不釣合いですが、少なくとも写真の腕は一流であることに間違いないと思います。

 先生は昔、東京時代に空き巣に入られて、ライカ一式を盗られてしまいました。その後盗品が見つかって、保険会社から買い戻すように連絡がきたのですが、保険金を使ってしまって資金がありません。カメラ好きの先輩から、「あいつのことだから買い戻すカネはないだろう。代わりに手に入れようか?」と誘いがありました。
 こちらも安月給のサラリーマンだったから、そんなゆとりはなく断りました。どこかで工面して買い戻したみたいです。

 そのライカ一式は、ずいぶん前に売ってしまったので、手元にレンズは残っていないはずです。レンズがゴロゴロしているなら M9 を買う意味はあると思いますが・・・
 欲しいと思ったらいつかは必ず手に入れる性分です。そのうちきっと買うでしょう。そうしたら次はレンズです。

 レンズを集めだしたらキリがない世界です。M8 のときから気にしているのに、なかなか手に入れないのは、この辺の事情を自覚しているからだと思います。カメラを手に入れたら、しばらくはそれに没頭でしょうね。

2010/12/15(水)ローライフレックスを売却

 久しぶりに「酸化セリウム」の先生から電話で、ローライフレックスの下取価格の問合せです。値がつくうちに売却して、ライカのデジカメを買いたいとか・・・
 贅沢な話ですね。こちらは数千円の地デジチューナーをどうする?といっている情況なのに、デジタル・ライカとは!

 御曹司がスナップ撮影用に使うようなことを言ってましたが、実際は本人が欲しいんだと思います。仮に御曹司の発案だとしても、オヤジさんの願望とドンピシャです。セガレも読んでますね。
 買うとしたらフルサイズがいいが M9 は高いし・・と言ってました。少しでも足しになればと、ローライの売却を考えたようです。

 ほかに売ってもいいのは、リンホフのカルダンLくらいだそうです。二束三文でしょうね。中古で安く買えた品だから、高く売れるはずがありません。
 「あとの機材はみんなお前のだしなぁ」とボヤいてました。そういえば、カメラ数台とレンズが十数本預けたままです。全部売ってもライカは買えませんが・・・

 ライカに拘るのは、CONTAX-G 用のホロゴンを使いたい願望があるのも理由のひとつです。M マウント改造すればライカにはまります。
 はまるのはいいとして、ではきちんと写るかとなると、ちょっと疑問です。撮像素子が APSC サイズの M8 はともかく、フルサイズの M9 では周辺画像が乱れそうな気がします。

 ネットで実写例を調べてみたら、周辺部でマゼンタ被りが出ていました。フィルム用に設計された、超ワイドレンズによく見られる現象です。SONY NEX に G ビオゴン 21mm をつけたときも、同じような結果が報告されています。
 ホロゴンの持ち味を生かすなら、フィルムで撮影するのが一番いい選択だと思います。フィルムはまだ手に入ります。

2010/12/14(火)地デジ難民の予測

 総務省によれば、地デジを受信できるテレビの普及率が 90% を超えたそうです。ただし、家庭内に1台でも地デジチューナーを備えたテレビがあれば、その家庭は対応していることになっています。危ない9割超ですね。
 独居世帯でもない限り、家庭内にテレビが1台だけということはないだろうから、まだまだ未対応の受像機が巷にゴロゴロしていると思います。

 仮に地デジチューナーを備えていたとしても、アナログ波停止と同時にテレビが映らなくなる家庭が続出するのでは?
 アンテナが地デジに対応していなかったり、いまは受信できても回線の有料化で送信が止められたりして、見られなくなる可能性があります。
 どこかで「アナログ波停止の日」を設定して、実際に停波してみると実態がわかるはずです。きっとパニックになるでしょうね。

 我が家は、レーニンの2段階革命論じゃないけど、まず地デジチューナーを導入し、次に自前でアンテナを立てる計画です。共同配信のケーブルで、いまのところ無料で見られるからアンテナは後回しです。
 1万円以下で買える地デジチューナーの導入に、なかなか踏み切れないのは、価格と性能で満足できる機種が見当たらないからです。いずれ無用となる機器だけに、低価格といえども無駄な出費は避けたいところです。

 簡単な構造の地デジチューナーが安くならないのは、B-CAS カードにも原因があるように思います。失ったときの再発行料金は2千円だそうですが、メーカーには一体いくらで出荷しているのでしょうか?
 一説には 600 円くらいだとか言われています。ブルーレイレコーダーならまだしも、地デジチューナーにとっては重たいコストです。実勢売価が3千円以下のチューナーは望み薄かもしれませんね。
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