2011/11/19(土)モアレの確認方法

 モアレ(干渉縞)が現われた画像をサイズ変更すると、モアレが見えなくなることがあります。整然と並んだ網点やドットが互いに干渉して起こる現象だから、条件によって出たり出なかったりします。

 ということは、モニター画面上でモアレが確認できなくても、出力すると現われる可能性があるわけです。モアレが出るか出ないかは、最終的に出力してみないことにはわからないのが悩ましいところです。

 ホームページに載せる画像は、モニター上で出ていなければ、まず大丈夫でしょう。Mac 系は一般的に 72dpi。Windows 系は 15 インチの XGA が 85dpi、23 インチのフル HD が 96dpi です。「画面のプロパティ」で解像度を変更すれば確認できます。

 インクジェットプリンターで出力する場合は、実際にプリントしてみることです。モニターでモアレが出ていなくてもプリントに現われることがあります。プリンターによって解像度が違うから、新旧2台ある場合は、プリンターを変えることで解消されるかもしれません。

 写真店に銀塩プリントを依頼するときは、出たとこ勝負です。L判と大伸ばしで結果が変わるから、同じデータを使って、まずL判でテスト焼きしてから・・というのは無意味です。
 写真店向けのカラープリンターは、大抵 300~350dpi です。少し前のインクジェットプリンターはそのくらいだったから、事前に試し刷りする手もありますが・・・

 業者に印刷原稿を渡す場合は、実際に刷る印刷機でテストするのがベターですが、普通は難しいと思います。仮に入稿する原稿が一般的によく使われる 600dpi だったら、同じ解像度のレーザープリンターで試し刷りしてみるといいでしょう。
 ちょっとした会社には置いてあるし、モノクロレーザーなら買っても金額的にはしれています。印刷用の原稿を頻繁に扱う場合は、1台用意しておくとなにかと便利です。
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