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2008年04月16日の記事

2008/04/16(水)色補正の方法

 撮影した画像の発色が正しいかどうかは、標準反射板を使って確認する・・という話をしました。標準反射板には、2つの要素が含まれています。反射率18%とニュートラルグレーです。

 標準反射率は、露出を測るときの基準です。ニュートラルグレーは、色の偏りを測るときに使います。
 標準反射板は、そんなに値段の高いものではありません。送料を払っても二千円程度です。銀一のはA4サイズの紙が2枚入っているので、友達と分けるなり切るなりすれば、負担が軽くなります。

 手元に標準反射板がないときは、水道配管や建築工事に使うグレーの塩ビ管を利用します。まったく一緒ではないものの近い結果が得られるはずです。
 ペンキの黒と白を混ぜたものは、ニュートラルグレーにはなりません。色が濃いから黒に見えるだけで、普通は赤っぽいか青っぽいかのどちらかです。

 画像処理ソフトを使ってニュートラルグレーの部分の色の偏りを調べたとして、どうやって色補正をしたらよいのでしょう?
 ひとによって、やり方は様々です。一般的な方法は、RGBを個々に調節するカラー補正機能を使います。どの程度ズレていたら数値をどの位いじるかは、ソフトによって違います。大抵は、やってみてダメならやり直す・・という繰り返しになります。

 JPEGの画像データは、修整を重ねるほど画質が低下します。結果がダメなら続けて補正せずに、一旦キャンセルしてからやり直します。できるだけ1回の補正で済ませます。
 補正した画像データは、同じファイルに上書きしないように注意します。「開く」と「保存する」を何回も繰り返すと、圧縮と解凍を重ねることになり、元の絵をダメにしてしまうからです。

 1文字でも違えば別のファイル名ですから、「名前をつけて保存」するクセをつけたいですね。
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