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2010年01月12日の記事

2010/01/12(火)お呼びが掛かったジナーP

 使う機会がなくて眠っていたジナーP 4x5を使いたいという話がありました。「酸化セリウム」の先生の御曹司です。フィルムではなく、デジタルで使うんだとか・・・

 新年の挨拶を兼ねて、早速届けに行きました。
 スタジオに撮影セットが組んであって、スタンドには愛用のジナーSが載っていました。レンズはGX680用のフジノンです。中判ホルダーを使うなら広角ぎみの大判レンズを使うはずなのに・・・
 取り出してきたのは、4x5のアダプターボードがついたニコンのデジイチです。デジタルで撮影する仕事だったんですね。

 GX680のレンズを使ったのは、ミラーボックスがある中判一眼レフ用の広角レンズはフランジバックが長いからです。これなら多少はアオれるそうです。
 ジナーSを息子に譲る気はないと思いますが、私の「P」に白羽の矢が立った理由は何でしょう? スタジオにはカルダンLが遊んでいるから、そちらでいいのでは?
 事情を聞いたら、カルダンLは蛇腹がピッタリ畳めないそうで、短焦点レンズを使うデジタル撮影には不向きなんだとか・・・

 先生自身は「P」は好みじゃないけど、御曹司は蛇腹を畳んだ状態だと「S」のノブが回し辛いと言っていたそうです。それなら一度借りてやってみろ・・ということになったみたいです。
 理由はともあれ、眠っていた「P」が役に立てば幸いです。使い物にならなくても、どこがどうだったのか結果報告が聞けるし・・・

 デジタルバックは、とりあえずニコンD3Xを使うんでしょうね。発売当時の「P」よりも高いカメラです。外で使うのをためらうほどクソ重たいカメラに、135フルサイズのデジタルバックでは、バランスが悪いように思います。
 デジイチのミラーボックス分だけ焦点面が後ろに下がるので、レンズをどうするかという問題もあります。いずれは中判のデジタルバックに換えるつもりでしょうが、かなりの金額になります。
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