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2010年01月26日の記事

2010/01/26(火)モノシートをアルバムに

 インスタントフィルムのモノシートタイプは、普通のプリントと違って厚みがあります。アルバムに編集するときに不便です。
 フォトラマ専用アルバムというのがありましたが、インスタント写真しかファイルできませんでした。一般ユーザーには、ほとんど利用されなかったと思います。

 写真は白枠の一辺が幅広になっています。裏に薬液が封入された袋があった部分です。カメラから排出されるときに、ローラーで押し潰してフィルム全体に塗布する仕組になっています。
 この余白は、コメントを書くのにちょうどいいスペースで、あって邪魔になるわけではありませんが・・・

 ピールアパートタイプ(剥離方式)のインスタント写真は、現像後に表の紙を剥がすので、仕上りは普通の写真と同じくらいの厚みです。表面が乾いてしまえば、アルバムに貼ることができます。
 モノシートタイプも原理は同じだから、現像終了後に裏紙を剥してもいいのでは?

 結論から言うと剥がせます。フォトラマバックシートTというのがありました。裏紙を剥がした跡に貼るシール紙です。市販の剥離紙でも代用できます。
 注意する点は、現像が完全に終了して安定するまでは剥がさないことです。見た目には数分から10分ほどで画像が出切って完了したような状態になりますが、実際には現像は一昼夜にわたって進行しています。

 まる1日経ったからといって、すぐに剥離しないほうが無難です。液状の薬品が、密閉されたフィルムのなかで固まるまで待ってから剥がします。しばらく放置しておいて、後日まとめて処理するのが一点モノの写真をダメにしないコツです。

 原本はそのまま残しておいて、スキャナで取り込んだデジタル画像からプリントする方法もあります。プリント時にL判で出力すれば、写真の大きさを揃えることができます。
 これならいつでも「焼増し」ができます。原本をどこに整理しておくかという問題はありますが・・・
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