2010/02/06(土)PCモニターとテレビ

 パソコン用モニターの解像度がフルHD(1920x1080dot)中心になってきたことで、家庭用テレビとの差がなくなってきました。強いていえばチューナーの有無ですが、これとてPCに地デジチューナーという組み合わせもあります。

 個人的には、家庭のテレビとパソコンのモニターが共用できたり、共通規格になったりすることは、いいことだと思います。これもテレビ放送がデジタル化された恩恵ですね。
 一方で、パソコンとテレビでは用途が違う・・という思いもあります。動画中心のテレビに求められる性能と、主に静止画を扱うパソコン用のスペックには、違いがあって当然でしょう。

 メジャーで測ってみたら、パソコンラックに入るのは、幅60cmまでと出ました。25.5インチのWUXGA(1920x1200)がギリギリ置けそうです。縦位置のA4ファイルが2枚並べて表示できる大きさです。

 もうひとつ課題があります。パソコンのグラフィックチップが、どの画面サイズまで対応しているか?という問題です。新しく組んだマシンは何ら問題はありませんが・・・
 残念ながら他のPCは、フルHDやWUXGAには対応していませんでした。最大公約数は、SXGA(1280x1024)です。PC2台を切り換えて使おうとすれば、19インチのスクエアタイプが「当たり」となります。

 どうやら今回はフルHDのモニターはパスですね。フルHDのものは、テレビも含めていっぱい機種があるし、新しいスペックのものがまだまだ登場しそうです。
 フルHDでの表示は、いずれ買い換える居間のテレビに任せるという選択肢もあります。

 これからのパソコンモニターの標準仕様は、フルHDでも構わないと思いますが、もし自分がフルHDクラスのモニターにするときは、WUXGA(1920x1200)を選ぶでしょうね。
 問題は、動画を見るのに支障はなくても、文字情報を表示するには天地の幅が狭い気がすることです。例えば、21.5インチで16:9のワイドパネルの場合、天地が1080dotでは文字が小さく感じます。1200dotだとかなり大きなモニターが必要ですね。
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