2008/08/20(水)新郎新婦の並び順
最近のドレスは、左右対称ではなく、アシンメトリーのデザインが多くなっています。新郎が向かって左に立つ前提でデザインされているので、ドレスのアクセントが反対側(花嫁の左半身)にくる場合が多いですね。
全身のツーショットなら、セオリー通り花嫁を向かって右に立たせたほうが、衣装のバランスがよいようです。
新郎新婦の並び順は諸説があって、これが正しい!という性格のものではありません。
朝廷では、右大臣よりも左大臣のほうが位が上ですが、左大臣は向かって右に位置します。天皇から見て左側が左大臣です。雛人形でも京雛だけは、向かって右がお内裏さまです。(普通の関東雛は逆です)
現在の新郎新婦の並び順は、新郎を立てた場合は朝廷式とは逆ですね。世の中、花嫁中心というなら話は別ですが・・・
明治以降、ヨーロッパ文化が日本に入ってきて、朝廷とは逆に右側(向かって左)が上位とされるようになりました。
ヨーロッパでは、右手にサーベルを持つので、男が右側に立つのだとか諸説があるようです。
由来はともかく、現在の新郎新婦の並びは、西洋風ということになります。着ている衣装もドレスとタキシードだしね。
地方によっては、養子さんのときは並びが逆という場合もあります。結婚式が家と家の行事だった名残でしょう。
いまどきの若いカップルには、関係のない話ですが・・・