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2008年08月24日の記事

2008/08/24(日)男性ゲストの衣装

 花嫁姿がウェディングドレス主流になってから、婚礼衣裳についてウンチクをいうひとは少なくなりました。日本では、ドレスの歴史が浅いのが要因です。
 ドレスを着る文化が日本に入ってきたのは明治以降ですが、結婚式ではなく舞踏会やパーティーです。いわゆる鹿鳴館時代です。

 和婚が少なくなって、ゲストの衣裳も洋装が増えました。女性ゲストの衣裳の大半が留袖だったりすると、かなりローカルな印象を受けます。男性ゲストで紋付袴は、よほどの田舎でないと見なくなりました。

 男性ゲストのほとんどが略礼服です。冠婚葬祭にオールマイティーなブラックスーツです。違うのは、ネクタイの色くらいですね。
 葬式は、黒のネクタイと相場が決まっていますが、婚礼は白と決まっているわけではありません。でも、日本では白のネクタイがまだ多数派です。

 結婚式で白のネクタイは、実はあまり良い選択ではありません。見た目には晴れの日の装束としてハデますが、写真にはきちんと写りません。
 結婚式の集合写真を欧米のひとが見て、日本人は皆ノーネクタイかと疑問に思った、という話があります。熱帯の暑い国だと勘違いしたかもしれません。

 結婚式でのネクタイは、薄いピンクやストライプのものがお奨めです。これなら白いシャツと同化する心配はありません。
 貸衣装屋で借りるモーニングコートは、白黒の斜めストライプかシルバーグレーのネクタイが多いですね。略礼服だと白のネクタイをつけてくることがあるので、ネクタイだけ別に自前で用意しておいたほうが無難です。

 シャツの色は通常白ですが、普通のネクタイなら立ち襟のウィングシャツである必要はありません。
 蝶ネクタイやアスコットタイは、立ち襟のシャツですが・・・
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