2010/12/13(月)地デジチューナーの選定

 居間にあるブラウン管式テレビは、このままだと来年7月下旬から映らなくなります。地デジチューナーがないからです。CATV の共同配信は、アナログ変換方式でそのまま見られるそうです。ただし有料となります。
 戸別訪問や電話勧誘で、うるさく言ってきていますが、ケーブル工事のときに勝手にアンテナを撤去されてしまったいきさつがあり、素直に契約する気にはなれません。

 外付けの地デジチューナーを買ってきて、テレビにつなぐのが一番安上がりな方法です。適当に安いチューナーでも買うか・・・
 と思ったところで調べてみると、チューナーによってずいぶん性能に違いがあるみたいです。機種によって映らない局があるようでは、価格が安いだけで安易に購入するのは考えものです。

 現在のパススルー方式の共同配信なら、どの機種を購入しても映るのは間違いないと思います。問題は、後日アンテナを自前で立てたときにどうなるかです。チューナーの効率が悪いと、その時点で映らない局が出るかもしれません。
 先月のエコ家電パニックみたいに、アナログ波停止間際になると市場が混乱しないか心配です。早めにひとつずつ対処しておいたほうが賢明のような気がしてきました。

 チューナーの性能は、感度の違いだけでなく、接続端子や画面表示も関係してきます。幸か不幸か、居間のテレビは D 端子なんて気の利いたのはないから、コンポジット出力があれば十分です。そもそも低価格のチューナーで、接続端子がどうとかいうのは、あまり意味がないような・・・
 BS チューナーも不要です。へたに付いていると、BS アンテナをどうする?なんて余計なことを考えるハメになります。

 16:9で上下に黒帯が出るのは仕方ないとしても、4:3の番組で画面の左右にも黒枠がつくのは非効率ですね。機種によってはフル画面で表示できるようです。
 アナログ放送が停止になれば、4:3の番組はほとんどなくなるとは思いますが・・・

2010/12/12(日)エコポイントの効果

 先月末は、家電のエコポイントが 12 月から半減するというので、家電店の売場はパニック状態でした。テレビを買うのに1時間待ちはザラだったとか・・・
 やっとのことで注文したものの、商品が届くのはずっと後というケースもあるようです。本当に必要なものなら、もっと早く購入すればいいのに・・・

 エコカー補助金のときもそうでしたが、土壇場になっての駆け込み需要が目立ちます。貰えるものは貰っておかないと損・・という心理が働くからでしょうか?
 実際に得したかどうかは疑問です。ネット通販サイトの価格変動履歴を見ると、11 月になってから液晶テレビの実勢売価が上昇傾向にあります。需給が逼迫したのが原因のようです。

 価格勝負の海外メーカーはともかく、国内家電メーカーの製品は、軒並み値上がりしています。中にはエコポイントの減額分を超えるものも見受けられます。
 テレビのニュースを見ていたら、土壇場になればもっと安くなると思ったのか、最終日の閉店間際に店頭を訪れた人がインタビューに答えていました。「今日が狙い目だと来たのだが・・」
 読み外れですね。世の中、そう甘くはないと思います。

 メーカーのデッドストックは、これで一掃されただろうから、新しい製品の値動きがこれからどうなるかです。
 ポイント半減とはいうものの、来年からは買い換え需要でないと対象にはならないので、歳末商戦はまだ売り手市場が続くと予想されます。前月の受注残もあることだし・・・

 オープンしたての店を覗いてみたら、先月末の喧騒はどこへやら、閑散としていました。特価のテレビには「完売」「入荷未定」の札が貼ってありました。
 売るタマがなくては歳末商戦どころじゃないですね。

2010/12/11(土)結婚式のスライドショー

 結婚披露宴のイベントで行なわれるスライドショーは、デジタル化される前は文字どおり「スライド」ショーでした。マウントしたポジフィルムをスライドプロジェクターで映写するやり方です。

 原稿の作り方は、いたってシンプルです。アルバムから抜き出した写真をリバーサルフィルムで複写していました。リバーサルでの複写は、素人にはハードルが高いので、写真店に依頼するのが普通でした。
 写真店の複写料金はそれほど高くはないものの、コマ数があるから店としてはちょっとした売上になります。結婚式用の原板制作は、おいしい仕事のひとつでした。

 デジタル時代になって、スライド映写からプロジェクターに変わりました。フラットベッドスキャナーがあれば、だれでも簡単に画像が取り込めます。
 会社の会議でプレゼンした経験のある人なら、自分で編集するのは難しくはないでしょう。

 動画も一緒に流せるのがプロジェクターの特徴です。スターのプロモーションビデオみたいに、格好いい映像をウリにしているところもあります。
 トレンド調査によれば、結婚式の映像演出に 10 万円以上の料金を払った人が3割ほどいました。金額は写真店の複写の比じゃないですね。

 写真や映像のデジタル化で、一儲けした業者はたくさんいます。その多くは、それまでの銀塩全盛時代に冷や飯を食っていた勢力です。
 リバーサルフィルムでの複写がなくなってしまった写真店は、ただボヤくのみです。目先を変えれば、新しい仕事にありつけたはずなのに・・・
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