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2010年03月27日の記事

2010/03/27(土)Googleの中国撤退

 今週、とうとうあのGoogleが中国市場から撤退しました。自主検閲への抵抗感とサイバー攻撃が理由だとか・・・

 今回の一件は、米中摩擦の火種としても注目されています。インターネットは、大国の政治体制をも左右するくらいの影響力があるという象徴的な事件でした。
 検閲のない自由な表現か、国家体制の維持か、両者の主張は平行線のまま、物別れに終わったようです。

 組織的なサイバー攻撃があったかどうかは定かではありません。ただし、火のないところに何とやら・・ということはあるでしょうね。
 サイバー攻撃をするだけのパワーと組織力があれば、何も恐れることはないと思いますが、その力が自分に向かってきたときが怖いのかもしれません。体制側にとって、インターネットは両刃の剣でもあります。

 今回のGoogle撤退で、一番得するのは現地検索サイトの「百度」と言われています。シェア60%と、Googleの30%を大きく引き離しています。
 もうひとつ注目されるのは、マイクロソフトBingです。シェアは1%程度のようですが、漁夫の利を得るのはこちらでは?との下馬評でした。ビル・ゲイツ会長もスティーブ・バルマーCEOも、以前から中国の法令重視を表明しています。

 言い分は、その国でビジネスを展開するのなら、その国の法令に従うべきだというものです。インターネットの検閲がない国は少ないとも・・・
 アメリカは、昔からこういうスタンスですね。専制的な政権でも親米的なら援助する姿勢が顕著でした。自由を求める民衆を抑圧している政権に、武器を与えたことも多々あります。

 最終的に勝利するのが、自由を貫いたGoogleのアメリカ的理想主義か、漁夫の利を狙うMicrosoftの実利に目のないアメリカ的合理主義かは、これからの展開を見て判断するしかなさそうです。
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