2010/01/24(日)チェキのデジタルプリンター

 プリンター一体型のプリンカムが不発だったFUJIFILMは、次にチェキのフィルムを使ったインスタントプリンターを発売しました。フィルムサイズはチェキと同じでも、発色性の違いから専用フィルムとなっています。

 プリンターの名前は「Pivi」(ピヴィ)で、フィルムは「Pivi専用フィルム」の名称です。フィルムの価格はオープンで、チェキよりも安めに販売されているようです。
 現在、MP-70とMP-300の2機種が継続販売されていますが、発売からMP-300が3年半、MP-70は4年以上経ちます。期待したほどフィーバーしなかったみたいです。

 デジタルカメラの進化はスピードが速いので、すぐにスペックが古くなってしまいます。一番激しいのは高画素化でした。
 MP-70のプリント可能なデータサイズは、最大で2048x1536ピクセル(約300万画素)です。これではいまどきのデジカメには対応できません。「ケータイphoto」というキャッチコピーで何とか存続を図っています。

 後発のMP-300は、最大6400x6400ピクセルです。こちらはデジカメの画像をプリントするのに十分なサイズです。赤外線送信のほかにUSB接続が可能となっています。
 結婚式の披露宴会場で活躍するのは、MP-300のほうでしょう。MP-70では対応しない機種が多そうです。最近発売のFinePixに赤外送信機能がないのは、同じメーカーとしてどうかと思いますが・・・

 プリンカム発売時に特徴として謳っていた「同じコマが何枚でもプリントできる」というのは、便利でもあり金喰い虫でもあります。
 インスタント写真の良さは、撮ったその場で写真が手に入ることと、その写真が一点モノだということです。写真1枚に値打がありました。
 それが、何枚でもプリントできる・・となったら、有り難味が薄れます。フィルム代もしっかり掛かるし・・・
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