2008/04/13(日)カラーメーターの話

 露出計の話をしていて、前時代のカメラの話に脱線してしまいました。一眼レフが一種のステータスだった時代もそろそろ終わろうとするころの話です。
 カメラ雑誌に「ニコン貯金」なんて広告が載っていた時代もありました。当時の月給では買えないくらい一眼レフは高嶺の花でした。いまでは1ヶ月の給料で買えないカメラは、一部の高級機を除けばありません。

 露出計のなかに「カラーメーター」と呼ばれる機種があります。明るさを測るだけでなく、色温度や色の偏りを測る機能がついています。
 写真撮影を職業にしているひとでも、カラーメーターを持っていることは稀です。リバーサルフィルム中心のコマーシャル系くらいでしょう。

 国内で使われていたカラーメーターは、ミノルタ製が多かったですね。コニカミノルタがカメラ市場から撤退して、入手できなくなるのでは・・と心配したプロもいました。
 現在は、ケンコーからOEM品が販売されています。よかったですね。

 ミノルタブランドの露出計は、カメラ事業を引継いだSONYが、修理も請け負っています。ひとまず安心・・といいたいところですが、旧型のカラーメーターは、難しいみたいです。

 手元にあるⅡ型は、400ケルビンほどズレています。コニカミノルタへ修理に出したので、直っているものだと思い込んでいました。
 「何回出してもダメだ!」と修理に不満をいうプロがいたので、ひょっとしたら・・と調べてみると、やっぱり400Kズレたままです。(修理代、返せ!)
 どうやら、修理のウデが悪いというよりも、Ⅱ型そのものが不安定のようですね。

 ずいぶん前に修理に出してから、ほとんど使っていないくらいですから、ズレたまま放置してあります。写真でメシを食べているのなら、新型に買い換えてもいいですが・・・
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