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2011年08月03日の記事

2011/08/03(水)互換インクは高留まり

 インクジェットプリンターでランニングコストを下げるには、インク代をいかに安く済ませるかが最大の課題です。本体価格を抑えて消耗品で稼ぐのが、メーカーのやり方です。純正インクは、かなり高い価格設定になっています。

 プリンターメーカーは、自社の利権を守るために、インクカートリッジにチップを埋め込み、プリンター側で識別管理する仕組を採っています。これがさらにコストを押上げます。そのコストをユーザーに負担させるのは、理不尽な気がします。

 サードパーティーから互換インクというのが出ていますが、これも割高な気がします。純正品よりもいくらか安い程度です。カートリッジのコストが高いこともあるでしょうが・・・
 回収したカートリッジに、インクを再充填した「再生品」もあります。入れ物は純正品ですが、中身のインクは「?」です。

 究極のコストダウンは、詰替インクです。空になったインクカートリッジに、中身だけを自分で充填するやり方です。そのまま注入するものもあれば、カートリッジに穴を開けて注射器で充填するキワモノもあります。
 工作好きな人以外は、やめておいたほうが無難です。「酸化セリウム」の先生は、やはり試したみたいで、使い物にならないと言っていました。

 昔、ドイツのフォトキナに行ったときに、ビンに入ったインクと注射器を並べていたブースがありました。1ヶ所だけでなく、あちらこちらで売っていました。顔つきがイラン人風の人が多かった記憶があります。商魂たくましい人たちです。
 いまみたいにチップでシビアに管理されていない時代だったから、ただ再充填するだけで使えたようです。色も CMYK の4色だけでした。インクの品質が最大の問題ですね。
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