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2011年08月08日の記事

2011/08/08(月)デジカメプリントの平均枚数

 フィルム全盛時代には、DP の平均枚数は簡単に計算できました。一番よく使われた 135 フルサイズのフィルムが 24 枚撮だったからです。月に 1000 本もあれば十分経営が成り立ちました。
 では、デジタルカメラが主流になったいま、写真店が受付けている平均プリント枚数は、どのくらいなんでしょうか?

 調べた範囲では、具体的な数字や統計は見当たりませんでした。フィルムと違って現像しなくても画像が見られるから、あとでまとめてプリントするケースもあります。1回の注文が何枚かは、業界関係者でなければ興味の対象外かもしれません。

 常識的に考えて、プリント価格が 30 円台の店は平均枚数が少なく、ネットプリントみたいに低価格のところは多いはずです。
 一般的な写真店の場合、フィルム1本あたりの売上は千円くらいだったから、1枚 35 円として平均 30 枚あれば帳尻は合う計算です。あとは受付口数ですね。毎日 30 人以上あれば従来どおり経営が成り立つはずですが・・・

 実際には街の写真店では厳しいように思います。自家プリントで済ます人が多いからです。L判換算で、月3万枚以上焼いているところは少ないかもしれませんね。
 フィルム現像機と同様、プリンターの薬品も補充式だから、一定枚数以上をこなさないと母液が回転不良で疲弊します。機械の大きさにもよるでしょうが、低補充液だと月2万枚くらいないと安定しないのでは?

 母液を回転させるためにネットで安売り・・それはないでしょうね。大口の注文をディスカウントすれば、店頭受付でも処理量は確保できます。
 あまり処理量が多すぎても液の状態が不安定になります。毎日コンスタントに処理するのが理想ですが、実際には難しいみたいですね。
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