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2011年09月14日の記事

2011/09/14(水)ミラーレス一眼の台頭

 一眼レフのミラーボックスからミラーがなくなったら・・なんてことを言いましたが、現にミラーレス一眼というのがあるから、こちらに収束していくだけのことです。
 ミラーボックスがカラッポの状態では、ただ図体が大きいだけで商品的な魅力はなくなります。ソニーの場合は、将来的には A マウントから E マウントにシフトしていくと思われます。

 一眼レフが登場したときは、レンジファインダーのほうが有利だと言われていました。ミラーボックスがあるぶん図体は大きくなるし、フランジバックが長いのはワイドレンズの設計に不利です。ピント合わせもレンジファインダーのほうが速くできました。
 それでも一眼レフが普及したのは、パララックスのない実写画面がファインダーで見られたからです。それまで難しかった複写やマクロ撮影、超望遠レンズを使った撮影ができるのは魅力的でした。

 デジタルカメラの時代になって、一眼レフでなくてもパララックスのない実写画面が見られるようになりました。レンズ交換ができるミラーレス一眼の台頭は、レンジファインダー機の巻き返しではないかと、個人的には思っています。光学式ファインダーは付いてませんが・・・

 11 月に発売されるソニーの NEX-7 は、有機 EL 採用の電子式ファインダー(EVF)を内蔵しています。マニュアルフォーカスでも使えそうな見え味というから、レンジファインダーみたいな構え方で撮影できます。
 動画も撮れるのは、デジタル時代のオマケですね。

 同じ APSC フォーマットのα77 と NEX-7 のどちらが売れるか、後者の詳細なスペックが不明なので予測がつきませんが、交換レンズが揃ってくれば、ミラーレスが有利かも?
 ツァイスあたりから E マウントの超広角レンズが出たら、飛びつく人がきっといるでしょうね。
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