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2011年09月17日の記事

2011/09/17(土)Qマウントで遊べるか?

 1/2.3 インチと、コンデジ並みの撮像センサーにしては、抜群に写ると評判の PENTAX-Q は、独自のバヨネット式 Q マウントを採用しています。フランジバックは 9.2mm、フォーマットサイズは 6.2x4.6mm と極小です。

 マウントアダプターさえ手に入れば、どんなレンズでもハマリそうですが、135 換算で 5.5 倍では、超望遠以外に実用性は薄そうです。
 実用できそうなのは、D マウント(フランジバック 12.3mm)、CS マウント(同 12.5mm)、C マウント(同 17.5mm)あたりです。いずれも 8mm 映画やビデオカメラ(16mm 映画)の規格です。ボレの H8R(15.3mm)というのもありましたね。

 最もポピュラーな C マウントは、16mm 映画やビデオカメラの規格です。16mm 映画のフォーマットサイズは、10.41x7.47mm だから、1/2.3 インチのセンサーのほうがだいぶ小さいですね。8mm 映画よりはちょっと大きいですが・・・

 つまり、このカメラで遊ぶなら、超望遠以外はムービー用レンズが向いていることになります。PENTAX はコズミカブランドで VTR 用のレンズも出しているから、C マウントか CS マウントのアダプターは供給されるかもしれませんね。(それと K マウントも?)
 ただし、ビデオカメラは PENTAX-Q ほどの解像度を持っていないので、メガピクセル対応のレンズは限られます。中には工場のラインセンサー用なんてのもあります。
 はまれば実用できるわけでないことは、承知しておいたほうがよさそうです。

 そういえば、昨年ケンコーが開発発表した C マウントのミラーレス機は、どうなったんでしょうね。もう出ているものと思っていたら、まだ未発売でした。
 ケンコーは、自社ではほとんど製品を作っていない企業です。話を持ち込んだ製造元から「待った!」が掛かったのかもしれませんね。予定価格の3万円では採算が合わないのか、そのあたりの事情は不明です。
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