2009/08/23(日)画像処理のパソコン
フィルム代や現像代が要らないといいながら、デジタル写真はカネ食い虫です。
いまデジタル画像を扱っているパソコンはノート型です。デスクトップは何台かあるもののスペックが古すぎて、写真画像を扱うのには不向きです。
ノート型の液晶モニターでは、色や諧調がきちんと確認できません。モナコのカラーセンサーでは調整できないので、標準反射板を使って、RGB各色の数値を頼りに色補正しています。
ブツ撮りの写真は何とかなりますが、デジタル写真をメインにするには不便です。モニターは、それなりのスペックにしないと・・・
画像処理専用のパソコン本体は何とかなるとして、モニターと画像ソフトまで更新するとなると、かなりの予算が必要です。
「酸化セリウム」の先生のところに、三菱の20インチCRTモニターが余っているそうですが、バカでかくて置く場所がありません。画像処理をやっている写真店に声をかけて「嫁入先」を探したところ、どこもCRTモニターは余っている由。そうでしょうね。
モノクロ写真をやっていたころは、撮影機材と同じ金額を暗室機材にもかける・・というのがセオリーでした。思い切ってダーストの DA900 という2本ターレットの自動焦点機を買って使っていました。カラーヘッドも含めると、定価ベースで80万円ほどの引伸機です。
旭光学の特機部が見切処分するときに買ったから、実際には半額くらいでしたが、それでもかなりの負担でした。
デジタル写真を自宅で楽しもうと思うと、パソコン関係に暗室と同じくらいの投資が要りそうです。デジイチをどの機種にするか?という段階なのに、荷が重たい話です。
世の中からフィルムが消えてなくなったわけでなし、手に入るうちはアナログでしのぐのが、一番負担が少ない方法みたいですね。