2009/08/28(金)画像処理用のOSは何?

 マイクロソフト社の Windows が新しくなります。Windows 7 です。現行の Vista が不評だったから、待ち望んでいたユーザーは多いと思います。

 ちょっと前まで RC版が Micrpsoftのサイトからダウンロードできたのですが、試すのはやめました。Vistaを使っているパソコンはないし、ネットで体験談を検索したほうが、自分で試すよりも多くの情報が手に入ります。
 テスト結果を見る限りでは、おおむね好評のようです。XPよりは若干重いみたいですが、Vistaに比べれば軽快に動きそうです。Vistaからなら乗り換え、XPだったらパソコンのスペック次第・・ということでしょう。

 今回は、いまどきのスペックで、新しくパソコン本体を用意するつもりだから、OSは Windows 7 が本命となります。手元に XP Professional の未使用品があるから(どこかにあるはず・・)、とりあえずそちらを使う手もありますが・・・

 Windowsは XP から 32bit版と 64bit版があります。最近のCPUは 64bit仕様ですが、ソフトやドライバーが対応していないという理由で、OSは 32bit版が一般的です。今回の画像処理用マシンは、どちらがいいのでしょうか?

 Photoshop CE4 から 64bit対応になりました。いまのところ Windows Vista 64bit版だけですが、Photoshopをメインソフトにするなら、やはり 64bit版でしょうね。CPUの処理スピード差もありますが、それよりも使えるメモリの容量が違います。
 32bit版のWindowsは、3~4GBあたりに「壁」があって、いくら多くのメモリを積んでも認識されませんでした。Photoshopに割り当てできるのは、1.7GBまでです。

 ハードディスクの代わりに、DDRメモリ利用のドライブ(SSD)を作業領域に割り振る方法もありますが、コスト的には割高です。大きな画像を一度に大量に処理するためには、使える拡張メモリは多いに越したことはありません。

 64bit版を使うとなると、対応していないソフトは使えない可能性があります。対応ドライバーのないパーツは使えません。
 画像処理だけに限定して、あとから必要に応じて追加していくのが堅実なやり方です。手持ちのソフトが使えるかどうかは、無視したほうがいいでしょう。
 あれもこれもと、あまり欲張らないようにしないと・・・

2009/08/27(木)既製品か自作機か?

 画像処理するパソコンスペックの検討まで始めて、いよいよデジイチ買い替えか?と思われるかもしれませんが、今回は いたって慎重です。

 パソコン環境までリニューアルするとなると、クリアすべき項目が一気に増えます。パソコン本体は、金額的には知れています。問題はモニターのスペックをどうするか?ですね。
 画質を重視すれば、モニターだけで20万円前後かかります。普及品なら2~3万円で済みます。とりあえず安物でしのいでおいて、買い換えたら、ほかのパソコンのCRTと入れ替えて・・・
 買い物は、手に入れるまでが楽しみでもあり、また悩みの種でもあります。

 パソコン本体は、既製品のBTOでもいいし、パーツを組んで自作しても構いません。金額的にはそれほど大きな違いはないはずです。既製品のほうが若干安く済みそうですが・・・
 自作のほうが高くつくのは、個々のパーツに対するこだわりが影響するからです。同じパーツでも、既製品のほうがボリュームメリットで安くなる・・という事情もあります。

 手元にある機材やパーツは、前時代のものばかりで、使えるものはほとんどありません。組立機メーカーのBTOで、希望するスペックがピッタリ合えば、それが一番手っ取り早くて安上がりだとは思います。
 既製品の欠点は、大まかなスペックはわかっても、個々のパーツの詳しい情報が公開されていないことです。マザーボードの型式や、電源部の容量など、買った後で後悔するかもしれない、不明な要素がいくつかあります。

 時間をかけて出モノのパーツを探しながら、ひととおり揃ったあたりで組み立てる・・というのが、融通が利く自作機のメリットです。
 ただし、行き当たりばったりは、ヤケドの元です。衝動買いしたパーツのために、スペック変更を繰り返すのは、賢いやり方ではありません。
 最初の設計からブレなければ、無駄な買い物をせずに済むはずです。

2009/08/26(水)画像処理とビデオカード

 画像処理用のパソコンには、グラフィックカード(ビデオカードともいう)を使用します。オンボードのグラフィックチップでは、写真の加工には力不足です。
 ひと口にグラフィックカードといっても、種類があるし、値段もピンキリです。どのモデルを買ったらよいのでしょう?

 ハイエンドのものは、3Dゲームの再生速度を競っています。最新最速のカードは10万円以上します。デジタル写真は 2D だから、そこまでのスペックは要りません。
 ひとつ前のモデルで処分価格になっているものが狙い目です。発売時に数万円していたモデルでも、廃盤近くになると1万円前後まで下がることがあります。数千円で買えればラッキーですね。

 カード搭載のビデオメモリは、256MB 以上あればいいでしょう。512MB 以上なら申し分ありません。たとえ 128MB 搭載のモデルでも、オンボードチップで拡張メモリから拝借されることを思えば、御の字です。
 代表的なメーカーとしては、nDIVIA / GeForce と ATI / RADION が有名です。GeForce は 3D ゲームに強く、RADION は 2D 画像の表現に秀でているというのが定説でしたが、最近はどちらの性能も均衡しているようです。

 単品のグラフィックカードには、発熱量が大きいものがあり、ケースにある程度ゆとりのあるものを使用したほうがよさそうです。冷却ファンの音も大きめです。
 電力消費量が大きいパーツなので、ケースの電源部は、容量の大きなものを選ばないとトラブルの元です。200W 以上消費するものもあり、総容量 500W 以上は欲しいところです。(+12Vの容量にも注意!)

 電源部は、ケースを買うと自動的についてくるオマケ程度に思われていますが、パソコンのパーツのなかでは重要なもののひとつです。安物の電源部は、載せ替えるくらいのつもりでいてもいいくらいです。
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