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2010年11月02日の記事

2010/11/02(火)CD-Rのラベル印刷

 ホームプリンターの多くは、CD-R や DVD のラベル(レーベル)印刷ができる機能を備えています。専用のトレーにメディアを載せ、プリンター付属のソフトを使って印刷します。サードパーティーからもラベル印刷ソフトが出ています。
 ソフトによっては音楽 CD を想定しているのか、用意されたテンプレートに、文字を合成する程度の機能しかないものも見受けられます。そういう場合は、自分の写真を印刷するのに別の画像ソフトを使うこともあります。

 印刷には白ラベルのプリンタブルディスクを使います。市販品は、ほとんどが染料インク用です。顔料インクだと濃度が出なかったり、乾きが遅く実用できないことがあります。
 顔料インクできれいな仕上りを望むなら、紙のラベルに印刷し、貼り付ける方法があります。専用紙と専用の貼り付け器を使います。
 このやり方で作ったディスクは、スロットイン式のドライブだと引っ掛ることがあります。紙の分だけ厚みが増すからです。自分用ならいいでしょうが、他人に渡すとなると不具合があるかもしれません。

 一方、染料インクは、白ディスクにダイレクトに印刷できるので、スロットイン式のドライブでも引っ掛る心配はありません。但し、水濡れに弱いのが欠点です。うっかりお茶をこぼしたら、画像が滲んだり消えたりしてしまいます。
 これを防止するために、表面をガードするスプレーが出ていました。いまでも何種類か市販されているようですが、データ面にかかるとトラブルの元となります。

 業務用のラベル印刷は、熱転写(昇華型・溶融型)が主流です。蒸発を防ぐために表面コートが施されています。水濡れで画像が消える心配はありません。
 プリンタブルディスクは、印刷する前提でレーベル面が1層分薄くなっています。文字が書き易いという発想で使うのは、感心しない使用方法です。
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