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2010年11月07日の記事

2010/11/07(日)短命だったHD DVD

 家電製品に使われる記録媒体は、デジタル化ですっかり様変わりしました。ソニーもとうとうカセット式のウォークマンをやめてしまいましたね。発展途上国ではまだ需要があって、海外生産はしているようですが・・・

 記録メディアは、ビデオの VHS とベータのように、異なる方式が競い合うケースが目立ちます。競争に負けて姿を消す方式を選んだら、後で後悔することになります。
 ブルーレイディスクと HD DVD は、ブルーレイの勝ちでした。実質的に東芝1社だけの状態では、シェアを獲得できなかったようです。

 VHS/ ベータ戦争のときの教訓から、記録メディアの勝ち負けを握っているのは、松下と日立だという人がいます。この2社が共に採用した方式が勝ち組になるという説です。
 日本国内での競争は確かにそうでした。現在では市場がグローバル化しているので、この図式は単純には当てはまらないないと思います。

 ブルーレイの勝利を決定づけたのは、ワーナーブラザースの BD 一本化だったというのが定説です。ハードではなく、ソフトを供給する側の影響力を強く印象づけました。この傾向は、これからも続くと予想されます。
 ベータで手痛い敗北を喫したソニーは、プレステ3がブルーレイ陣営の追い風となり、今回は勝ち組です。ここでも BD-ROM のゲームソフトが大きな役割を果たしました。

 HD DVD-R のメディアは、まだ入手可能のようです。うちには、HD DVD はもちろん、ベータも L カセットもありません。貧乏くじを引かずに済みましたが、VHS や 8mm テープ、カセットテープは、いずれ姿を消すでしょうね。
 それと銀塩フィルムも・・・
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